派遣切りについて
ゴルギアスです(中身はクリントン大西ですが、ここではもうゴルギアスで統一しましょうか。ややこしいですし・・・)。
昨今何かと話題の『派遣切り』についてのトピックを立ててみました。皆さん、色々思うところがあろうかと存じます。出だしの ニュートラルさを重視し、さしあたりわたしは自分の意見提示を控えます(笑)。皆さんのご意見を拝読させていただき、その流れの 中で、新たな模索ができれば・・・・と考えております。
2009年01月06日 06:18 by ゴルギアス
ミスマッチを埋める努力が、雇用側に見られないのが、大きな原因と思いますね。雇用側はあくまで自分の条件に拘って「ちっともほ しい人が来ない」と愚痴っているのですが、それを緩和する柔軟さがほしいところ。
労働者も労働者で、ちょっと条件が逢わないと、「できない」「ダメだ」とハナからあきらめているケースが多いように感じます 。
おまけに両者のニーズをうまくマッチングさせるサービスが、まだまだ不十分で、その背後には交渉力や、相手を読み取る能力が 低下している点が見受けられます。
つまり日本では、「横の繋がり」がとても薄い。他国に比べ、失業者同士が連携したり、起業したりすることが少ないのは、その 点にも問題があるのでしょう。
2009年02月10日 02:56 by leprechaun
いえい、就職決定。
4月から1年間だけ臨時職員として働いて、1年経ったら正社員としての試験を改めて受けることになりました。
前に一度辞めた会社なので、ホイホイと正社員としてまた採用するのはちょっとマズイ…という判断のようです。
でもま、このご時世に働く場所がちゃんと準備されたというだけで、ありがたいものです。
何せ、正社員までもがついに「切られる」時代に突入しましたからね…。
派遣労働者を社会的弱者のように扱うのも間違いだと思いますし、彼らが仕事を選り好みしていることを責めるのも的外れだとは 思います。半分は自己責任なんでしょうけど、責任を果たすための土壌が崩壊しているのではどうしようもありませんし。
切られた人たちが、皆で力を合わせて出来ることって、何かないんでしょうかね?
例えば、大企業に対して立場の弱い下請けの人たちが、横の繋がりを強固にしてオリジナルの商品開発に力を注ぐ、というような 按配で…。
世論からはそういう視点がスッポリ抜けているような気がして、そこが不思議です。
まあ下請工場とは違って、問題になるのは「労働」であり「個人」なので、皆で助け合うとなるとどうしても社会主義や共産主義 的な考え方になってりまうのかも知れませんが…。
終身雇用のシンボル的存在だった筈のパナソニックも、ついに大規模人員削減
を宣言しましたね。正社員半数、契約・派遣半数という割合でやるそうです。
派遣切りで問題になっているのは、先に指摘がありました通り、「適性不一致」
みたいな話に帰結するようです。仕事がないのではなく、「やりたい仕事」がないと。
もっとホンネを言えば、「クソみたいな仕事はしたくない」でしょうかね(笑)。
それが通らない世の中になった、そういうことなのでしょう。
「派遣労働者を救え」と声高に宣言する人々の弱味は、具体的な打開策の提示に
乏しい、といったあたりにあると思われます。具体的に、どうすれば良いのか?
・・・・どうすれば良いのでしょうね?
2009年02月05日 05:12 by ゴルギアス
身辺でも大量解雇の話を耳にするようになりましたね〜。諸外国に遅れて、日本でも景気悪化が本格化しつつある気がします。
>結局派遣労働という制度そのものが、出だしからして「見切り発車」だったのかな
見切り発射というより、当時はもうその選択肢しか、日本企業を再生させる手立てが無かったようですね。
>面接?だか面談?だかを受けることになりまして。これで合格すれば前職への回帰が果たせるのかな?
寝ぼけ猫さんの対人スキルをもってすれば、まず大丈夫でせう。製造業が軒並みダウンな時代、そちらの業種の方が安定かも。
2009年01月29日 17:37 by leprechaun
派遣切り関係のニュースも下火になって来ましたね。
通常、報道が下火になると「そういえばあの問題ってどうなったの?」なんていうことになりがちですね。
でも、たまにハローワークの近くの道路を通ると朝から駐車場が満車状態で、大量解雇問題はやっぱり現在進行形だなーと痛感し ます。友人にも、クビになりそうだとか仕事が無いとか言っている人が数人いますし。
ここまでの書き込みを読んでいると、結局派遣労働という制度そのものが、出だしからして「見切り発車」だったのかなという気 がします。裁判員制度や地デジ放送と同じで、コンセンサスを得てい無さ過ぎだったのではないか、と。
ちなみに僕は来月の4日に面接?だか面談?だかを受けることになりまして。これで合格すれば前職への回帰が果たせるのかな? と考えています。
まだ予断を許さない状況ではありますけどね。
>「この人、全然困ってないやんw!」
ですよね〜。まあ病気や怪我などで、本当に困っている人もいるので、いちがいには言えないですが、やりたい仕事と、労働市場 が提供している仕事のギャップが大きすぎるw。
>住む所がない人に猶予を与えず放り出す
これはね・・・失業後、企業は一ヶ月、失業保険で二ヶ月、自治体で3ヶ月は面倒を見る、という風にセーフティネットを幾重に も重ねる必要を痛感します。
>仕事を打ち切られても仕方ないのが派遣っていうんだと思ってましたが、な ぜこんなにおおごとになったの?って思います。
不景気のときの派遣の処遇を考えて無かったからでせう。小泉改革の負のパートというか、派遣は選挙いかない(と思われている )から、政治家も余り手をつけたがらないし。
>「年越し派遣村」って、なんか「愛・地球博」みたいです。
そっかー、何か聞いたことがあるネーミングと思ったら、そいうことだったんですなw。
2009年01月22日 14:16 by leprechaun
みなさんの政府の対応などの本格的?なコメントに圧倒されてぼ〜っと傍観してましたw
lepさんの
>日本は介護や観光、環境や農業など、雇用を吸収できるセクタは幾らもあります
について、TVで派遣切りされた人に向かってレポーターが、「農業の方で人手が足りないようですが?」と質問した時に、その 人が「仕事が大変そうだし、やったことないから農業はちょっと・・・w」って答えていたのを聞いて、「この人、全然困ってないや んw!」って思ったのを思い出しました。
それに比べてロシア・・・「食べものがなかった」って・・・T T
個人的には、住む所がない人に猶予を与えず放り出す云々は別として、仕事を打ち切られても仕方ないのが派遣っていうんだと思 ってましたが、なぜこんなにおおごとになったの?って思います。
それはそうと、「年越し派遣村」って、なんか「愛・地球博」みたいです。
2009年01月21日 16:07 by のー
おおむねゴルギアスさんと同意見なのですが、2,3点コメント。
<流動的雇用>
技術職は流動的雇用に向かないことはないと思います。現にアメリカでは流動的雇用が主体ですが、それでも高水準な技術力を保 持してますし。
逆に固定雇用には「技術者の給与が抑えられる」というデメリットがあって、それが日本のITに代表される「3K」の背景にあ るとも言えるでしょう。
<地方問題>
競争がある以上、栄える地方、衰退する地方が出るのは仕方ない。しかし日本の論調を聞いていると、どうも競争は良いが、差が でるのはダメ、という矛盾した意見が多いように思いますね。
どんどん競争させて、破綻したら、その自治体には国が最低限の生活保障を与える。夕張のように、国はしらん顔、というのは行 きすぎでしょう。また自治体の危険な投資活動には、規制をかけるのもアリでしょうね。
<雇用のギャップ>
今回の金融危機では、日本の傷は比較的浅いと思います。邦銀・証券などはほぼ無傷で、これをチャンスとばかり、米金融を買い 漁ってますしw。
日本は介護や観光、環境や農業など、雇用を吸収できるセクタは幾らもありますが、そうした展望が見えない国も多い。ロシアの 世論調査によると、この十年で一番困ったのは「食べものがなかった」ことだそうです(←突っ込みどころに困ってしまう)。
むしろ日本の問題は雇用の絶対数というより、雇用のミスマッチだと思います。地方と都会、やりたい事とできる事、年齢・性別 など、ギャップが大きく、それを埋める訓練もインフラも整備されてこなかった。
これを解消すれば、日本は安泰とは言いませんが、それほど痛手を負うことなく、この危機を乗り切れると楽観してます。
2009年01月20日 11:12 by leprechaun
【誰がこんな国にしちゃったの】
選挙に行かない大人達でしょうね。恥ずかしいことです。
【リストラされて介護しか仕事がない。こんな国、他の先進国にあるのか】
仕事がある、というのは凄いことです。ほかにも、「とりあえず就ける」仕事は幾らもあります。
ほかの先進国の過半数は、はっきり言って日本より雇用状況が深刻です。
アメリカの5人に1人の子供達は、明日食べるものさえないぐらい貧しい中暮らしています。
フランスは超学歴社会なので、一度落ちこぼれたら、まず這い上がれません。
イギリスには、今も貧民窟のようなものが都市部の各地にあります。
イタリアはもっと悲惨で、地下経済(マフィア)が雇用を揺さぶっています。
それらの国々では、貧困・富裕の差が日本より更に明快です。
何も学ばず、何も成さず、それでも生きることを許される国など、
世界中を探してもかなり少数でしょうね。その数少ない国の1つとして、
日本の国を挙げることに、わたしは抵抗を感じません。
2009年01月18日 07:22 by ゴルギアス
【介護と言うのは現代の3K】
これをビジネスとして成立させられるような方法論を、今後15年で構築し得るか否か?
このあたりが、日本の『正念場』と言えるかも知れません。
最小コストで最大効果を上げられるようなシステムを作らないと、成立は難しいでしょう。
そうした研究に、国はもっと資金を出すべきだと思われます。
既にそうした『高齢化社会』を乗り切った国(スウェーデンなど)からも、
積極的に学ぶべきでしょう(有り体に言えば、パクりまくるべき)。
中国は「一人っ子政策」の弊害で、将来的に超・高齢化社会となることが確定していますから、
もしこうした『介護技術』を育てることができたなら、これは日本にとっては
大きな武器になると思われます。
【実家に戻る等の選択肢は?】
家族が離散していたり、元々孤児だったり、絶縁していたり……でしょうかね?
【田舎に帰ってもちゃんとした仕事はあるんだけど絶対量が違う】
これは大昔から、としか言いようがありませんね(苦笑)。
いつの時代もそうですが、栄える都市があれば、栄えない都市もあります。
全てを栄えさせられれば理想的ですが、問題はどうやってそれをするのか?
交通インフラを整えれば良い、という単純な問題では無論なく、
やはりそこに『利益』がないと商売人は集まりません。つまり、仕事も生まれません。
では更に金を費やし、行楽地を作ったり、綺麗な施設を増産すればどうか?
その具体的な失敗例は、いつぞや破綻した夕張などに見ることができるでしょう。
1300兆円もの借金を未来の世代に残した上でこの有り様というのでは、
なんとも救いのない話ではあります。
2009年01月18日 07:22 by ゴルギアス
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