自由について
ここでは「自由とは何か」ということについて多くの人に議論してもらいたいと思います。
私自身この話題については日々考えることも多いのですが、他の人のこのテーマについての議論の自由を害する可能性もあるのであ えてここで私自信の意見については明示しないことをお許しください。
また同時に、以下に述べるように論議を陳腐なものにしない為にその形式を予め指定することによっていくらか議論の自由を束縛す ることをお許しください。
1)自由とは、どう定義することができると主張し得るか?
2)それはなぜか?
主張し得るか、と強調したのは、単に「自由とは~だと思います。」といったような、単純意見(simple opinion)では議論が成り立たず、発展する余地の無い、あのネット上ではおなじみの実りの無い話になってしまうことを防 止するためです。
もとより、1000字程度で自由という巨大な問題に完璧な答えを出せることなどできないでしょうが、批判と反論による活発な同 時に礼節のある議論を交わすことで、それぞれが自分の思惟の糧とできれば幸いと思います。
2011年06月16日 02:01 by えんじょーじ
自由とは自分の言動の責任を全て背負う代わりに
他人の目や指図を気にせず思うがままに振舞うことだと思います。
結局は、
孤軍奮闘、孤立無援、多勢に無勢
といった状況を無意味に招く事は賢明ではないので
ある程度、他者の立場を考慮して
動かなければならなくなります。
例えば、
私にとって間違った自由というものは
現代の女性の権利のように
「傍若無人に振舞いながら言動の責任を背負わない」
という、偏りの激しい、ご都合主義を差しますが
其れは結局、男性に主導権を譲っているという事実に
気付かないからだと思います。
デートの計画をスマートに男性が考えリードしたり
食事をおごったり、
其れは結局、自分で考える事を放棄していたり
自分が経済的に借りを作り
弱みを握られる事を承諾している行為だと思います。
私は恋人に対等の権限を与えますが
「何でリードしてくれないの?私に愛情がないんでしょう?」
と責められてしまいます。
主導権を握られる事を好むなら
男性からの支配や束縛を寧ろ請うべきだと思います。
支配からの自立を望むなら
自分で全て考え、自分で全て責任を持たなければならないと思います。
けれど、キチンと考え、責任を背負う覚悟があるのなら
気付くはずです。
好きな男性との関係を維持する為には
幾ら可愛くても我侭ばかりでは駄目で
相手への敬意も必要であり互いに労い合う必要がある事を。
自分が何かを得る事で
何かを失う誰かが居る。
という事を踏まえ
余計な争いや憎しみを買わぬためには
他者に敬意を払う事で己の身を救う事にもなります。
所詮、自由と言えども
チャンスや力を手に入れることでさえも
ある種の忍耐や束縛を受け入れねば成らないのだと思います。
其れが成ってなくて
勝手な平等の名の下に
己の言動の責任は取れないのに
傍若無人に振舞う女性が増えているから
「草食」と称されながらも
実際の所「女性嫌い」の男性が増えている。
だから結婚が縁遠くなり女性にとっても不利益が生じる。
自由のデメリットも分かった上で
そうしているのなら別に構わないのですが
自由のメリットばかり考えて
デメリットは無視してしまうと
誰の為にもなりません。
それが私の自由論であります。
自由って対比的な言葉に過ぎないのに
スレッド主さんの小難しい注文や制約無ければ
多少は自由なコメントも書き込まれるだろう
2013年08月08日 15:48 by shin36a
魚にとっての水、のようなものではないですか。
ちょいと古いマスコミ風にいえば「自由を謳歌している現代日本人」であるぼくらには、本当の意味での自由というものはわからな いものなのでは。
たとえば、いまのウイグルの人たちや、ヒトラーと同時代に生まれてしまったユダヤ人や、かつて白人に売り買いされていた黒人た ちのこころの中には、
自由というものの尊貴な本質が見えていたのではないですか。
魚に、水の大切さを問うても徒労でしょうから、
知りたければ、地上に揚がって、ピチピチ跳ねている魚にこそ問うのです。
抑圧という強烈な光の照射によって生じる、暗く濃い影。
そんな印象をもちます。
2013年07月30日 20:35 by 偕誠
「自由」という概念は、かつて欧米から輸入したものですが、いくら概念を輸入したからといって、欧米人の考える「自由」=日本人 の考える「自由」、ということにはとうていなり得ないですよね。
キリスト教・イスラム教など一神教をもつ人々にとっては、「神の意志に従うこと」=自由という等式が成り立ちますが、私からし てみれば、そんなの自由じゃない、神の意志に束縛されてるじゃん、と思ってしまいます。しかし、彼らからしてみれば、それこそ現 世の束縛から解放される「自由」なのです。
思えば仏教だって、俗世から解き放たれることを所望しているのだから、ある種の「自由」を求めているとも言えるかもしれない。
自由というものは、欧米人その他にとっては、神と切り離せない概念でしょう。しかし、それを正しいと考える日本人は少ないと思 います。
日本人にとっては、「自由」とはこれ、と定義できるものではなく、もっとあいまい雑駁なものでしかないのではないでしょうか。
2013年05月08日 20:43 by misa
自由とは、自らが欲するところに従って自らの手だてを考え、自らを律して行動する。帰すべき結果は自ら選んだのであり、自ら省み て即ち改める。どこにも他者は居ないように感じるが、無用の用として確かに存在を認識する。これが人間の本分だと考えます。
2013年02月22日 03:48 by カーツ・ノカーナ
「自由」とは、「他者によって行動を制約されないこと」です。
「他者」とは人間・企業・国家を指します。「行動」とはそのままの意味で、人間がなしうるあらゆる行動を指します。
そして、人園は生まれながらにして「自由」であること、これが近代の自然権思想あり、不変の真理です。
しかし、「自由」のまま放置してしまうと、そこは無秩序(カオス)な状態となります。無秩序状態は、かえって「自由」を制約し てしまいます。そこで、「自由」のうち、秩序を乱すものについて、国家が法律で禁止します。企業や学校も秩序を乱す「行動」につ いては規則を設け禁止します。
しかし、「自由」を一方的に禁止できるとすると、「人間は生まれながらにして自由だ」という根本的な考えに反してしまいます。
そこで、人間がなしうる「自由」のうち、特に重要・必要なものについて、特別に重く保障しようとして作られてものが憲法です。 例えば、民主主義という制度のためには「表現の自由」は不可欠ですので、特に保障しています。もっとも、憲法で保障された自由同 士が対立することもあります、例えば「表現の自由」と「プライバシー」は真っ向から対立します。そして、このような場合、どちら がより保護されるべきか比較して、社会通念上保護の必要性が高いものが優先されます。
以上をまとめると、「自由」とは、社会制度の根本原理をなすものであり、かつ、絶対的なものではない、「他者によって行動を制 約されない」原理です。
2013年02月04日 02:16 by しましまふくろう
自由とは制約があって初めて生まれるといえる。
人間は、ある一定の制約のもと生活しており、それは、法律であったり、道徳心であったり、宗教であったり、さまざまである。
この、さまざまな制約をなくすことが、自由なのだろうか?と考えると、どうやら自由とは人間を無秩序にしてしまう危険がありそ うだ。では、制約があると自由ではないと言えるのか?と考えてみる。
社会には法律、規律がある。われわれはそれらによって、様々な選択肢を与えれると云えるのではないか。宗教を始め先人の築いて きた思想があり、われわれはそれをもとに自ら自由に考えて、意見をもつ。無法地帯だと、権力を握った独裁者が生まれ、国民はその 考えを自由に発言することができない。
自由とは、個人を守る法律、秩序のもとに初めて生まれるのだ。
自由とは、一概に束縛から逃れて得うるものとは言い切れないのである
2013年01月26日 22:43 by うちゃまる
本当の自由とは、
自らが由とするものは、本当の自由ではないです。
他の方が由とするもの、それこそ他由、これこそが本当の自由と呼べるものだと考えます。
2013年01月01日 22:29 by 大渓水
自由の反対は束縛です。
では、自由と束縛の違いは何か?
自由とはルールなどに全く縛られない状態を指すのではありません。
束縛の中心にある概念は他律性であり、
自由の中心にある概念は自律性です。
従うべきルールが
外から与えられるか、
自分自身により与えられるのか、
がこれらの決定的な違いです。
なぜ、このように考えるかというと、
社会は、それが人間の集まりである以上、
全くルールのない状態などありえないので、
ルールに一切縛られない自由状態
などというものを考えるのは無意味だからです。
世の中の人々の多くは
自分でルールを作り出せるほど強い意志を持ち合わせていません。
世の中が不自由なのは、
政治家や権力者の圧政による結果ではなく、
人々が不自由な状態(外部からのルールの押し付け)を自ら望んでいるからです。
もし社会の中で責任ある行為主体たらんためには経済的独立性が要求されるという点も考えた方がよいのではないでしょうか。経済的 な従属は必ず行為に制約を受け、不自由の源泉につながります。歴史的に見ても、経済的自由を謳歌できる主体のみが自由を謳歌でき た事は明らかでしょう。
2012年11月18日 02:37 by Heliogabalus
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