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基礎用語説明

旧フォーラムの記事です http://blog.fc2.com/forum/viewtopic.php?f=6&t=3248
月蝕 2005-08-20 23:22:39
件名 :基礎用語説明

簡単な用語説明です。
これがわかってない方の場合、質問の意図も汲みにくいですし、説明するのもとても難しくなるので、HTMLやCSSってよくわからないという初心者さんは、質問前に一読してみて下さい。

ブラウザ:

説明するのも今更ですが、念のため。
ウェブサイトを閲覧するためのアプリケーションです。
IEとか、Netscapeとか、Firefoxとか、Operaとか、Safariなどがあります。
これらは、同じ名前でもOS(Windows XPとかMac OSとか)によって異なります。
何故これが大事かというと、同じウェブサイトでも、ブラウザによって微妙にHTMLやCSSの解釈、表示の仕方が違うことがあるからです。


URL:
これももう今更なんですが。
簡単に言えば、ウェブページやファイルの住所です。
難しい説明はしませんが、要するにデータが置いてある場所にブラウザが辿り着くために必要なものです。
(厳密に言えば辿り着くのではなくて、ブラウザがデータよこせとか、このデータを受け取れとか要求する宛先…をわかりやすく英数字に置き換えたものですが)


HTML:
コンピューターで何かをさせるための命令文の書き方(コンピューター言語)の一つです。
主にブラウザに、ページを表示させるために使います。
一見、ただ文章が書かれているだけに見えるページでも、実はこのHTMLという言語での命令文が入っていて、改行しろとか、これは見出しだとか、これは引用文だとか、これはリストだとかを指定しているのです。
文書構造を決める仕組みと言えます。


CSS:
ウェブページを表示させるための仕組みですが、HTMLと違って、見た目、デザイン、外観、見栄え、何と言ってもいいですが、それを専門に規定するものです。
スタイルシートとも言います。
(CSS = Cascading Style Sheets。頭文字を取るとCSS。Style Sheetsだけをとると、スタイルシートです)
つまり、HTMLで意味としての文書の構造を決定し、CSSで、文字の色はこう、枠線はこう、余白はこう、などと見栄えを決定するのです。


ソース:
通常、ブラウザの画面には、HTMLとCSSによって指定された結果しか表示されません。
HTML、CSSという命令文自体は表に出ない訳です。
そのHTML、CSSまでを含んだ、ブラウザが受け取っているデータ全部をソースと言います。
これを見たい場合、ブラウザでソースを表示させることが出来ます。
カスタマイズする場合、変えるのは文章や画像ではなくて、HTMLやCSSといった命令文そのものですから、とにかくまずはソースをチェックするという癖をつけるとよいでしょう。


タグ:
HTMLで使われる命令文の呼び方です。
HTMLにおいて、どのように命令するかといえば、このタグというものを使います。
命令を有効にしたい範囲の文章をタグで囲んで、ここからここまでの間はこうだ、と指定するのです。
(例外的に改行<br>など、終了タグを持たないタグもあります)

具体例)リンクタグ
<a href="URL">リンク文字</a>
<a>が開始タグ、</a>が終了タグです。
この開始タグと終了タグで囲まれた「リンク文字」に対して、「URL」へのリンクを貼りなさいという命令文なのです。

その中で、hrefというのは、リンク先を指定する属性になります。
タグにはこのように属性が色々あり、タグの命令を細かく規定することができます。


クラス:
CSSは、基本的に、このタグはこういう見た目で表示しなさいというように、タグに対しての命令を規定します。
しかし、同じタグでも、違う見た目にしたい場合があるわけです。
こっちのリンク色は赤にしたけど、こっちは青がいいとかですね。
その時に、タグにこのクラスの指定を入れて、細かいCSSの指定をします。

具体例)<h1 class="title1">タイトル1</h1>
上記見出しタグh1(HTMLです)の中で、class=""で指定されているのがクラスです。
この場合は、title1となります。
それに対して、CSSでは
h1.title1{}
のように、クラス名の前に「.」を付けて指定します。
これで、title1というクラスが付けられたh1タグは、こういう見た目にしなさいという指定になります。


ID:
クラスと使う目的としては似たようなものなのですが、クラスより優先されます。
(クラスでは赤にしろという命令、IDでは青にしろという命令が、どちらも同じh1に対して指定されていた場合、IDが優先で青になります)
更に、クラスは同じHTMLの中に何カ所も使えますが、同じIDは一カ所しか使えません。

具体例)<h1 id="title1">タイトル1</h1>
上記のクラスの例では、タイトル2に対しても、3に対しても、全部、class="title1"という指定を入れることができますが、id="title1"の場合、一カ所のみ、2や3には使えません。
CSSでは
h1#title1{}
のように、id名の前に「#」を付けて指定します。


テンプレートタグ:
ブログテンプレートには、上記のようなHTMLで使われるタグ以外に、そのブログシステム固有の独自タグが存在します。
FC2のテンプレートタグは、FC2のテンプレートでしか通用しません。
これが、HTMLの中に混じっています。
このタグは、記事のタイトルや日付、本文などのデータに置き換えられて表示されたり、あるいは、カテゴリーページでのみ表示とか、記事ページでのみ表示とか、表示する条件を規定したりします。
どのようなタグがあるのかは、「テンプレートに関するヘルプ」http://blog.fc2.com/template.html をご覧下さい。


サーバーとローカル:
サーバーというのは色々あるのですが、この場合は、ネット上にあってデータを配信するマシン(ウェブサーバー)です。
色々な人が、ブラウザなどを使って、インターネット回線を通してこのサーバーからデータを受け取り、自分のマシン上に表示しているのです。
一般的に(例外は色々ありますが)他の人のマシンでもファイルを表示させたいと思った場合、そのファイルをウェブサーバー上に置いておかなくてはいけません。
それに対して、ユーザーのマシンや、ユーザーマシンの上にあることをローカルと言います。


アップロード:
上記で説明したように、ローカルにあるファイルは、インターネットに対して開かれていませんから、他の人は回線を通してそのデータを見るということはできません。
つまり、自分のマシンのデスクトップやフォルダにあるファイルは、そのままではネットに公開できないのです。
ローカルから誰でもアクセスできるサーバーに移して初めて他の人も見ることができるようになります。
その移す作業をアップロードといいます。
方法は色々ありますが、FC2ブログに限っていえば、管理画面でファイルアップロードという機能を使います。
アップロードできる形式は、「250KBまでの拡張子jpg,gif,png,mid,swf,ico,mp3,html,txt,css,js,rdf」のファイルに限られています。

アップロードしたファイルには、そのファイルのインターネット上の在処を示すURLが存在します。
(アップした画像をクリックして別窓表示すると、ウィンドウのURL欄に表示されます)
HTMLやCSSで画像を呼び出す場合、そのURLを指定しなくてはいけません。
ローカル上の階層を入れても駄目ですからご注意下さい。


フォーム:
ブラウザ画面上で、データを入力、送信できるエリアをフォームと言います。
ブログ上であれば、コメントフォーム、検索フォームなどがあります。
管理画面上であれば、新規エントリーのタイトルフォーム、本文フォーム、追記(続き)フォームなどです。


コメント:
コメントというのは、色々な意味で使われますが、ここで説明するのはHTMLやCSS中のコメントです。
これは、コメントアウトタグで囲まれて書き込まれます。
コメントというのは、ブラウザ上には一切表示されません。
では何のためにあるかというと、一目ではわかりにくくなりやすいソースに、マシンではなく人間がわかりやすいように説明文を入れるために主に使われます。
他に、表には出したくないJava Scriptなどを表示から隠すためにも使われます。


JavaScript:
これもコンピューター言語の一つです。
HTMLが、これを表示しなさいといった静的なデータしか扱えなかったのに対し、JavaScriptは、こうなったらこうしなさい、こうきたらこう変えなさいといった、動的なデータを扱います。
そのような言語は色々ありますが、JavaScriptのメリットは、その命令の処理をローカルで行うということです。
動的なデータを扱う(ブラウザからデータを送ると、それを受けて結果が表示されるなど)ウェブ用の言語は色々あるのですが、サーバーが処理するものが多いのです(PerlやPHPなど)
これはCGIが必要ということで、テンプレートでは使えません。
しかし、JavaScriptだけは、データを受け取ったローカルマシンが処理するので、テンプレートで使用が可能なのです。

JavaScriptを使うのは、HTMLやCSSに比べて難易度が跳ね上がりますから、難しいことは覚えなくてよいです。
ただ一つだけ。
「クリックしたら」開く、「同じ記事に対するコメントなら」並べて表示するなど、条件によって表示を変える(つまり動的にデータを扱いたい場合)には、テンプレートタグにそのようなものが用意されていない限り、JavaScriptが必要となり、つまり、とても難しくなるということです。
この説明を読んでいる初心者さんは、まず最初に手を出すべきことではありません。
どうしても使いたいなら、最初から実装されているテンプレートを探して使いましょう。


※ミスやもっとよい説明、あるいは用語の追加などあれば、返信投稿お願いしますm(_ _)m

by FC2スタッフ  2005年08月20日 23:22
by FC2スタッフ
2005年08月20日 23:22

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