ヌーヴェル・ヴァーグ
1950年代後半よりフランスで起こった映画運動。 一般的には67年カンヌ映画祭または68年パリ5月革命を終焉とする。 作品として例を挙げるとするならば 58年クロード・シャブロル「いとこ同士」 59年ジャン・リュック=ゴダール「勝手にしやがれ」 フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない」の3作により始まる。 「新しい波」と名付けられたこの映画運動は映画雑誌「カイエ・ドゥ・シネマ」の評論家達が 当時のハリウッド映画システム(均一なスタジオにて均一なる作品の品質を「生産」する)事への不満からの新たな映画製作のシステム(スタジオでの撮影はしない、ハンディカムにより即興演出等)を根ざした事、評論家達がシネフィル(=古今東西の映画を観た「映画狂」)であった事、そして彼らが、「カメラ=万年筆」(寺山修司流に言わば「書を捨てよ、街へ出よう」)という理論に基づきそれまで評論しかしていなかった者達が職業上低い年齢にして初めて監督になったのにも関わらず、個々の才能を発揮し当時誰も観た事のない映画を作り上げた運動である。 新技法や演出により「新しい波」と呼ばれたと間違えがちだが、当初は監督の年齢や若い世代に主題を置いた事等によるものである。 終焉を迎えるも今尚それらは新しい。 詳細はウィキペディア参照。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ヌーヴェルヴァーグ#.E7.B5.82.E7.84.89.E3.81.A8.E7.B6.99.E6.89.BF
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