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ミッドセンチュリー

私が大好きな時代がミッドセンチュリーです ミッドセンチュリーとは世紀の半ばという意味(直訳)で。1950年代を中心に1940〜60年代の事を言います。 主にアメリカで無駄の無いすっきりとデザインが主流になり1つの時代を築きました。あの有名なイームズが代表格ですね。 時を同じくして、芸術の世界では、抽象彫刻が盛んに作られていました。 モビールで有名なカルダー。デザイナーなのか彫刻家なのか分からなくなるほどのマルチな活躍をしたイサム・ノグチ。 わたくしが好きなヘンリームーア、バーバラヘップワース等など、 これらの抽象彫刻も先ほどのインテリアと同様、無駄の無いすっきりとしたシンプルなフォルムが特徴です この時代のインテリアと彫刻、わたくしの感性では境界線を引く事をためらってしまうような、同質の美しさを感じます。 気になって(好きだからなだけですけど)少し調べてみるとやはりこの時代、 多くの芸術家とデザイナーの交友関係があった事、当たり前のように共同でものづくりをしていた事ががわかります。 ミッドセンチュリーのデザインは、技術や素材は第二次大戦時に開発されたを最新の物を使用したとはいえ デザインそのものはデザイナー達の素手での作業での試行錯誤の末の産物、 自分の手で作り、座り心地・使いやすさ等を確かめ、長い時間に試作品と対峙してまるで彫刻を作るようにしてフォルムの決定をしていったに違いありません コンピュータではなく、人の手のぬくもりによって作られたものだからこそ、50年経った今も多くの人の心を掴んでいるでしょう。 知れば知るほどこの時代の芸術とデザインが気持ちいの良い関係で結ばれていた事がわかってきました。 今後も、この時代のアーティスト、デザイナーの事をレポートする事もしていきたいと思います。

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