ひとこと
スカルラッティのソナタは、聞くと豊かな気分になれますよ。動画集の記事を作成しました。見にきてください!
http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-834.html
2010年01月01日 12:02 by mirusekai
日本の政治家や教養ある人たちが芸術に関心をもってくれるとこの国ももっと文化的に豊かな国になるのではないでしょうか?彼らは マンガやアニメ、スポーツだけが盛んな現状でいいと思っているみたいに見えてきます。
アメリカのライス前国務長官は、ブラームスの室内楽のYouTubeでりっぱにピアノ演奏していました。目立つ人が芸術文化に 共感する姿勢を見せてくれると、この国も変わると思うのですがどうでしょうか。
森有正は(パイプ)オルガンを、河合隼雄はフルートを本気で練習していました。うまい下手はともかく、精神的な世界を大切にさ れているのが伝わってきました。
まあ、こんなこともみんながブログなどで言っていけばいいことなのかもしれません。
外国のチャリティーコンサートにも関連サイトへお礼のメッセージを送っている日本人がいるかもしれないし。
『見る世界』ブログでもDear Russiaの書き出しで「原発事故で住める土地が減った。北方領土を返してほしい」と書い たら、ロシア人らしい人が見にきたようです。少しは効き目があったのでしょうか(?)。
クラシック音楽に問題があるとは全く思いませんよ。日本人が芸術音楽に苦手なだけなのではないでしょうか。インドやインドネシ アの伝統音楽のほうが日本のよりはるかにレベルが高いでしょう。梅原猛氏も苦手だと告白されていますが、内容の濃い音楽がわから ない人が多いのが残念ながら日本の特徴のようです。美術や文学などは立派な作品が昔から作られていますが。
2011年09月28日 22:58 by mirusekai
mirusekaiさん、こんにちは
残念ながらクラシック音楽は人を惹きつける力が弱いようですね。これは日本に限ったことじゃないようですが・・・。
おっしゃるとおり本当に刺激的なものにしか興味を示さない時代ですね。
世界的に有名なオーケストラでさえ、日本のためにチャリティ・コンサートをしても満足に報道されないことは大きな問題です。3 月29日のベルリン・フィルとSKBの合同コンサートは多少報道されましたが、5月2日のメータが指揮したミュンヘン3大オケの 慈善コンサートとか5月31日の王族も出席したコンセルトヘボウのチャリティはほとんど報道されませんでした。芸能人の話題や政 争を延々と垂れ流す一方、世界中から注がれた愛や同情に対する無関心さは、日本人が傲慢で愚鈍である証拠だととられかねないと心 配になります。せっかくの音楽文化によるメッセージの発信を受ける側の程度が低ければ話にもなりません。これは明らかにメディア とそれに関わる人の感性の劣化です。レディ・ガガの十分の一でも他の音楽家たちの活動を報道してくれるだけでいいんです。
コンクールの優勝は確かにもの凄いことですが、野球で言えば、甲子園の優勝チームのドラフト候補ぐらいです。プロでましてや海 外で活躍できるかは、当たり前ですが別問題です。コンクールで優勝することが目的ではなく、音楽家として超一流になることが目的 であるべきです。これは当然のことと受賞者は理解していると思います。しかし、メディアでここら辺を勘違いしている人が多すぎま す。さもなきゃ無関心で「本当に良かったですね」というコメントのみ。
日本では上岡敏之がザールラント州立歌劇場やヴッパタール響の音楽監督に就任しても報道されず、大野和士のリヨン国立歌劇場の 首席指揮者就任も話題にもならず、コンクールの優勝ばかり取上げられても違和感が残りますね。いまプロでしかも海外で結果を出し ている音楽家にもっと注目して欲しいです。
2011年09月27日 21:45 by Parzival
parsifal1882さん、お久しぶりです。
7月の二人のブログチャットを公開しましたが、今のところ何の反応もありません。
クラシック音楽について何か書いたり話したりのは大変なのかもしれませんが、音楽家でも今や本気で音楽の力を信じている人は少 ないという意見を前に聞いたことがあって、反応がないのはクラシック音楽に熱くなれない時代なのかなと思っているところです。
クラシック音楽でメディアが熱心に話題にするのは日本人のコンクール入賞ぐらいみたいです。
今は刺激的なものにしか眼がいかない時代みたいですね。
2011年09月26日 20:36 by mirusekai
久しぶりに、ひとこと。
マリンスキー劇場の春の祭典のBlu-ray Discを入手しました。
2008年6月にマリンスキーで専属バレエ団がニジンスキー振付のオリジナル版を蘇らせて踊ったという夢のような企画。指揮者 はもちろんゲルギエフ。時間とお金があればサンクト・ペテルブルクまで見に行きたかったです(公演が終わってから知った)。
単純なことですがバレエ音楽はバレエがあって初めてその真価を発揮します。ダンサーの拍手やステップが音楽と不可分に結び付い て舞台を作り上げており、振付を担当したニジンスキーの天才性を確信しました。春の祭典は初演時20世紀初頭のパリの観衆から拒 否されたと言いますが、ストラヴィンスキーのリズムを多用した音楽やニジンスキーのプリミティヴな色合いが濃い振付けは、白鳥の 湖や火の鳥のようなロマンチック・バレエを期待してきた人々には、あまりにも斬新すぎたのでしょう。映像と音楽が相乗的な効果を 出し鮮烈なエロティシズムを感じます。最近入手したDiscの中で私が最も衝撃を受けたものの一つに入ることは間違いないです。 度肝を抜かれました。
絵の美しさ音の迫力とも違うのでパソコンじゃなくBDで見て欲しいですが、参考までに選ばれた乙女のシーンだけYoutube 動画をUPしておきます。私のブログにもコメントを載せてありますので興味のある方はどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=bx3QNakNVlU&feature=resu lts_main&playnext=1&list=PL59D254205693E157
2011年09月19日 21:33 by Parzival
parsifal1882さん、定在波とか音響学に詳しいんですね!勉強になります。
私には上野の東京文化会館が今までで聴きやすかったように思います。ホールには詳しくありませんが、ニューヨークのエイブリー ・フィッシャー・ホール(NYフィル)の残響が気持ちよくて印象に残っています。
「キリストの幼時」のマリアですが、私のフルスコアもヴォーカル・スコアもソプラノと指定されていました!(最高音は二点嬰ト )
全く最近じっくりと音楽を聴いてないので失礼しました。
私のCD、DVDではクリュイタンスのソプラノ(ロス・アンヘレス!)、デュトワのメゾ、ミュンシュのコントラルト(CDもD VDも)となっています。ソプラノでない方が優しく聞こえていいのかも知れません。あまりはっきりと聞こえるのも味気ないかもし れないし。
聞き取りにくいのは、ヨゼフとの二重唱のところで、低音域で歌っているところでしょうか?(最低音は一点変ニ)誰か声楽に詳し い人からコメントがいただけるといいんですが…。
(演奏者は違いますが、次のYouTubeの3:47からその二重唱が始まります。ベルナルダ・フィンクのmezzo-sop rano、ガーディナー指揮)
http://www.youtube.com/watch?v=tv6tfgH3lRs
parsifal1882さん、7月のコメントのやり取り、ブログに掲載させていただきました。
http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-987.html
http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-986.html
何か反応があるといいのですが。修正されたい部分等あればご連絡ください。あれ以降の分を載せさせていただくかは反応を見て考 えようと思います。その時にはまた許可していただけるか伺いますので、これからもどうぞ気楽にコメントをお寄せください。
2011年08月07日 17:11 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは。
バービカンセンターでお聴きになったのですか。あまりうかつなこと言えないな(冷や汗)。
残響が薄いのは悪い意味じゃないですよ。バービカンセンターには行ったことがないですが、設計が新しいホールは、定在波をキャ ンセルするため、吸音と反射のバランスがとれた木材を多く使い、壁面も直線を避け、天井からは布などの吸音材を使ってうまく響き をコントロールしています。特定の周波数帯に山や谷がないので、ダブついた余計な残響部分がなく音のフォーカスがキッチリ合い通 常好ましく聴こえます。ホールで言うと日本の多くのコンサートホールがこの感じですね。新しく建設されたホールは音響設計もしっ かりしています。ま、特徴がなくて好きではないという人もいますが・・・。
残響が多いのは教会や古い石の建物です。コンサートホールでやや多めに感じる代表といえばムジークフェライン・ザールです。私 がよく行く松本市のハーモニーホールも残響多めです。あくまで私の印象です。
「キリストの幼時」のマリアの歌ですが、第一部のマリアの登場部分で弦楽器にかぶってしまいあまりよく聴き取れません。第二部 以降はそんな不満はないです。歌手の声量か、オケのバランスが悪いのか、録音エンジニアがうまく録れなかったのかわかりませんが 、ここだけが不満です。私には歌手の喉が温まってなく声量を抑えて(声量を出せずに?)歌っているように聴こえるのですが、どう なんですかね。
2011年08月06日 14:03 by Parzival
parsifal1882さん、コメントの掲載、了解していただきありがとうございます!
「キリストの幼時」のCDすばらしかったようで良かったですね。
第3部のイエス一家を迎えて演奏する3重奏曲はいつ聴いても魅力的ですね。幼子のイエスがびっくりして泣くような演奏でないと いいのですが。真心のこもったようなのがいいと思います。
マリア役のメゾソプラノ → この曲のオケは通常小規模なのだと思っていましたが…。
スコアで見ると第1部は金管はホルン2本だけ使っていますが、第2、3部は金管楽器はゼロのようですし。
ベルリーズはかなりメゾソプラノが好きみたいです。ファウストの劫罰や劇的交響曲のロメオとジュリエット(これは間違い!コン トラルトだった)でもメゾソプラノのいい歌が出てきます。
トロイ人の女声の役はソプラノ1人、メゾ3人!、アルト(コントラルト)1人となっています。
バービカン・センターでは前にロンドン・フィルを聴いたような気がします。幅が広く奥行きが狭い感じのホールではなかったでし ょうか。周囲の壁は板張りでよく響いていたと思います。小編成のオーケストラや合唱が主体の演奏向きかもしれません。
2011年08月05日 00:08 by mirusekai
お久しぶりです。世界&音楽さん、こんにちは。
C.デイヴィス指揮LSOの「キリストの幼時」を入手しましたよ。なかなか面白い作品ですね。演奏の良し悪しは他の演奏と聴き 比べたことがないのでわかりませんが、歌手陣は充実していたと思いますし、特にナレーター役のテノールYann Beuronは 声に張りがあり彼の声を聴くだけでも購入した価値があります。ヘロデ王役のWilliam Dazeleyも大変素晴らしかった です。ただマリア役のメゾソプラノのKaren Cargillの声量ではオケに負けずに歌うのは大変だったろうと思います。私 の感想ですが、マリアは若い母親なのでメゾソプラノよりソプラノの方がよいのではないでしょうか。写真で見るCargill嬢は 若く美しい容貌なのですが、声質が重く喉にかかったような感じで損をしています。
第二部、第三部で活躍するナレーターを聴いて、ナレーターの歌がバッハのマタイ受難曲のエヴァンゲリストのように説明的ではな く、あくまでも歌をメインにした構成で、今さらながらベルリオーズのオーケストレイションと声楽の巧みさに感心しました。またバ ッハのマタイをかなり研究したようにも感じます。
このDiscの録音は極めて優秀で、マルチチャンネルで聴くと残響が薄いといわれるバービカン・センターの特徴がよくわかりま す。優秀なマルチチャンネル録音は目を閉じて聴くと、部屋とスピーカーが消えコンサートホールで響いていた音楽だけが聴こえます が、このSACDもまさに音楽のみが鳴り響きます。これは実際に聴いてみないと私が力説してもわかってもらえなかもしれませんね 。機会があったらマルチチャンネルでどうぞ。
追伸、このコミュニティのやり取りも含め、ご自由にお使いください。
2011年08月04日 22:48 by Parzival
parsifal1882さん、コメントいつもいただきありがとうございます。
先日、ブログ『Nachtmusik』のメール画面に書き込んで送信したのですが、見る世界聴く音楽ブログでNachtmus ikブログにリンクさせてもらっていいでしょうか?
それから、今回の一連のコメントのやり取り非常に楽しかったので、できれば見る世界ブログで紹介したく思いすが、いかがでしょ うか?お返事急ぎませんのでご検討よろしくお願いします。
ところで、「それ以降の無調音楽は理解できない」というふうに書かれていましたが、よく言われるそういう意見に対して「ベート ーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタだって難解、私には理解できない」というようなことを言った評論家がいました。確かにベ ートーヴェンの後期の作品が、クラシック音楽がわかりにくくなった発端かもしれませんね。ヨーロッパ人は本当にがんばり(過ぎ) ますから。(しかし、確かに1回聴いて曲が完全にわかるというのは難しいかもしれません。でも、その曲との相性というのは何とな くわかるのではないでしょうか?)
私がルトスワフスキ(ムターが録音したChain 2はすばらしい)などを紹介したのは感覚だけで十分楽しめるという意味だっ たのですが、ベルリオーズのと同じように…。勉強しなければわからないというのは作品の方に問題があるのではないでしょうか。制 作者はまず職人であるべきだと思います。チャイコフスキーは職人に徹したのかもしれません。当時のロシア人にわかるように曲をつ くったという意味で。
ベートーヴェンの音楽は講義みたいで、一方的に自分の考えを主張しているように聞こえると言った人もいました。
自分の経験ですが、それまでセザンヌの絵は全くわからなかったのにある日突然楽しめるようになってびっくりしたことがあります 。岡本太郎が言っていたように結局は自分が変わったのでしょう。
私にとって美術は全くのPastimeです。絵を見たり描いたりするのは前から好きでしたが勉強というのはその頃特にしていま せんでした。
2011年07月29日 19:57 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは
私は現代音楽に疎く、Discの余白に入っている曲を聴く程度ですが、20世紀後半の西側(懐かしい言葉だ)の無調音楽は音楽 理論がわかる作曲家と演奏家と専門の音楽教育を受けた人だけのものになってしまった気がします。中にはペンデレツキの「広島の犠 牲者~」やシェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」のようにもっと多くの人に聴いてもらいたいと思うものがありますが、グレツ キは別にして購入してまで現代音楽を聴く気にはならないですね。シェーンベルクやアルバン・ベルクあたりまではDiscを買って でも聴いたりしますが、それ以降の無調音楽は、まったく理解できません。例えば、この曲はトーンクラスター理論によって作曲され たといわれても「それは何ですか?」という感じです。
私にとって音楽鑑賞は教育や苦行や習い事ではなくあくまでPastimeなので、好き嫌いと理解可能かどうかがすべてです。浅 い聴き方だと思う方がいるかもしれませんね。残念ながら私にはその程度の音楽理解力しかないのです。
あと、私はCDやいまの演奏家を否定しているわけじゃないですよ。できるものなら片っ端から買って聴きたい。でも保管場所の問 題と金銭的に抑制をかけるため、どうしても欲しいもの以外は、気になる程度のものは音質の満足度が極めて高いSACDとBDで購 入したいのです。最近もティーレマンのマイスタージンガーのDVDやブッフビンダーのベートーヴェンのソナタ全集のCDなど買っ ていますし、どうしても欲しいと思えばCDやDVDも買いますよ。
月末から少し忙しくなりそうなので、コメントが少なくなるかもしれません。お許し下さい。
2011年07月29日 00:38 by Parzival
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