ひとこと
スカルラッティのソナタは、聞くと豊かな気分になれますよ。動画集の記事を作成しました。見にきてください!
http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-834.html
2010年01月01日 12:02 by mirusekai
parsifal1882さん、
私は演奏家がわくわくしながら集中して演奏するのを聴くのが好きです。生ではちょっとぐらい間違ってもいいから燃えて演奏して 欲しいと思います。そのためには聴衆は演奏家をやじらなければならない時もあるかもしれません(スポーツの応援と同じで)。でも そういう熱い演奏はCDやDVDでも聴けると思います。バーンスタイン指揮のシューマンの交響曲第2番(パシフィック・ミュージ ック・フェスティバル・オーケストラ)もすごいし、他にもかなりたくさんありますね。だからSACDやBDだけに絞るのも正解か もしれません。
20.世紀後半にも傑作はいくつもあると思います。アバドやブーレーズ、サロネンは現代音楽でもがんばっています。彼らは本当 に優秀で偉大だと思います。フルトヴェングラーやミュンシュほど個性的ではないかもしれませんが。
ブーレーズのペトルーシュカ(初録音)を初めて聴いた時は他の演奏が聴けなくなりました。
シェーンベルクのピアノ協奏曲が好きだった時期もあります。でもシェーンベルクやウェーベルンの音楽よりクセナキス(彼はブラ ームスの渋い音色に感心していました)やルトスワフスキ、ベリオ(ポール・マッカートニーの作曲の先生)の傑作の方がわかりやす く楽しめる場合もありますよ。
クセナキスもルトスワフスキも戦争でひどい目に会っているようです。
2011年07月28日 20:07 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは
最晩年のクナッパーツブッシュの映像を見ればワーグナーの複雑なオーケストレーションでもほとんど棒を動かさずに、目と表情で 合図を送っているだけですからね。人それぞれなんでしょうけど、最近の指揮者は機械のように正確に棒を振りますが、でも出てくる 音楽は・・・。
現代の演奏家よりも第二次大戦後まで活躍した19世紀生まれの演奏家たちの音楽の方が私も好みです。彼らの初期ステレオやモノ ラル録音のDiscが私の部屋に文字通り山のようにありますよ。いまの演奏家より19世紀生まれの演奏家のほうが音楽の核心に迫 っていたと感じます。一つは多くの作曲家が活躍した19世紀の空気を肌で知り、もう一つは二つの世界大戦の悲劇に裏打ちされた人 生体験の深みかもしれませんね。戦後も苦労の多かった旧東側の演奏家の方が私の好みに合う演奏家が多いです。
際限なく増えるディスクを抑制するため、新しい録音は最新のSACD、BDで聴こうと思いました。それでどの程度抑制できるか わかりません。逆に言えばSACDやBDといった最新フォーマットでもないとあえて買うほどでもないです。それだけ魅力的な演奏 や演奏家が少ないのかもしれません。
8月にC.デイヴィス指揮LSOのキリストの幼時を購入しようと思います。楽しみです。
天才は滅多に出ません。ダ・ヴィンチやミケランジェロのような人物は西洋世界でも何世紀に一人出現するかどうかですから。現代 に現れるとしたら経済的に豊かで文化が爛熟しているところですね。やはりアメリカかな。
20世紀の音楽界でこの世紀を代表する作曲家として後世に聴き継がれるのはショスタコーヴィチだと思います。どんなに知的で斬 新でも無調音楽は厳しいような気がしますね。
マデルナは名前しか知りません。オーケストラを使った20世紀後半の音楽はR.シュトラウス没後はロシアか南米の音楽を聴くぐ らいです。
2011年07月28日 01:09 by Parzival
parsifal1882さん、コメントいつもありがとうございます。
どうやって指揮をしているのか → 1小節を1つで(1拍子扱い)振っているのでしょう、きっと。
SACD、Blu-ray → モノラルは確かに嫌ですが音質はあまり気になりません。(昔の演奏家の方がうまいと思いますが …。先輩演奏家たちの録音が聴けて後から録音する人はかなり有利でしょう?)
そんなことより、どんな録音でもいいですからブルーノ・マデルナ(1920-73)作曲の Serenata Ⅰを聴きたいと 心底思います。
C.デイヴィスのDisc →新しい録音のはYouTube でちょっと聴いただけです。そのCDはamazon.comで試 聴できるかもしれませんね。
キリストの幼時のYouTube、ブログ『見る世界 聴く音楽』で集め直しました。前の時よりいい演奏のがたくさん見つかりま した。 http://mirusekai.blog35.fc2.com/blog-entry-635.html
そこでデイヴィスの新録音のも少し聴けます。
もっと評価されてもいい → 「キリストの幼時」はN響が演奏しているのですから(デュトワのYouTubeはそうでしょう? )有名な曲なのではないでしょうか。この曲が好きな日本人が少ないというだけのことのように思えます(聖書に書かれているイエス 一家が題材なので欧米では親しみやすく思われているのかもしれません。)まあ、最後の部分だけが特にすごいのかもしれませんが、 本当のところは。
それにしてもあそこは普通じゃないですね全く。この音楽内容の濃さはベートーヴェンやシェイクスピア、ヴェルギリウスの影響に よるものなのでしょうか?
日本では身のまわりに超人の気配がしないのは本当に残念だと思います(石と木の建物の違い?宗教観の違い?)。ミケランジェロ が作った広場が東京のどこかにあるとかショパンが住んでいた家やアパートが京都のどこかにまだ残っているとか、セザンヌ級の画家 のアトリエや絵がたくさん気軽に見られるのなら、我々日本人の(政治家も含めて)目標はもっと高くなるのかもしれないと思ってし まいます。もっとも変人が増えて困るかもしれませんが…。
2011年07月27日 21:24 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは。
トロイ人のYouTube見ましたよ。アムステルダム・オペラの作品みたいですね。男性6人のバレーのシーンはMJのスリラー を思い浮かべしまいました。何を表現したいのか前後の脈絡がないのでわかりませんでしたが・・・。
確かに途中から音楽が複雑に鳴り響きますね。どうやって指揮をしているのかオーケストラピットを映して欲しいです。
所有Discが1000枚を超え厳密に何枚あるわからないほど増えたので、自分にアホなルールを課しています。
1、DiscはまずSACDから選ぶこと。
2、映像ソフトはBlu-ray以外買わないこと。
3、月額1万円を大きく超えないこと。
4、クナッパーツブッシュとバックハウス以外モノラルは原則不可。
5、そして通常CDの購入は極力控えること。
コンサートホールの残響までリアルに再現されるSACDマルチやBlu-rayのDTS-HDの超高音質なサラウンドを聴いて しまうと、普通のCDはもの凄い名演でもない限りちょっと食指が伸びません。なので「キリストの幼時」はC.デイヴィス指揮LS OのSACDを候補にしています。C.デイヴィスのDiscをお聴きになったことはありますか?
A.S.ムターが演奏したBrahmsヴァイオリン・ソナタのBlu-rayが届いたので先ほどまで鑑賞していました。昨春、 満開の桜が咲き乱れる松本ハーモニーホールでムターのBrahmsを聴きました。前から4列目の中央と座席位置もよく、その演奏 の印象があまりにも強烈だったのでCDではまったく物足りません。このBDのサラウンドと映像でなんとか満足できました。
ムターも松本の桜が大変気に入ったとレコ芸のインタヴューに答えていたと思います。立ち読みなので記憶があやふやですが・・・ 。
2011年07月26日 22:17 by Parzival
parsifal1882さん、ありがとう!ベルリオーズのキリストの幼時、気に入ってもらえてほっとしました。ブラームス、ニ ーチェ、マスネ、ドビュッシーも賛辞を呈しているそうです。(デュトワ指揮DECCA盤解説書p.12)ミュンシュやクリュイタ ンスも名演を残しています。
変わった演出をするのは、こうした先輩たちと張り合わなければならないからなのでしょうか??
有名なRoyal hunt and storm、王の狩と嵐の楽譜はかなり変わっていますよ!2分の2拍子と8分の6拍子と 4分の3拍子の音楽が同時に鳴るところがあるんです。下記のYouTube、6分20秒からの合唱が入るところですが、やかまし くて聞こえないかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=j-nQvhBQPZQ
トロイ人はブーレーズが嫌っているバレエ場面もいいと思います(彼はこの部分だけは古臭くてダサいと思っているようです)。デ ィドーとアエネーアスの愛の2重唱や7重唱なんかも忘れられません(つまり第4幕)!
トロイ人は上演するのに2晩かかるオペラです。ワーグナーはいろいろとベルリオーズの影響を受けているようですね。仲はあまり 良くなかったみたいですが。
2011年07月26日 00:36 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは
YouTubeでベルリオーズの「キリストの幼児」を聴きましたよ。すごく良いですね。お勧めの43分から聴きましたので今度 は通して聴いてみます。この作品は19世紀の宗教音楽としてもっと評価されてもいいと思います。
あとトロイ人ですが部屋のラックを探したら出てきました。ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団の5枚組オムニバスCDの中に The Trojans - Royal hunt and stormという曲が入っていました。狩の合図に使われる角笛(ホ ルン?)の使い方が仲間と呼応するのがうまく表現されていて感心しました。ジークフリートの「ラインの旅」で使われる角笛に雰囲 気が似ていて思わず聴き比べてしまいました。なんでも、どこにでもワーグナーを引っ張り出すのは悪い癖ですけど。
ゲルギエフ指揮のトロイ人のBDですがネットでパッケージ裏面を見てみたらボクシング・シーンがありました。これって古代ギリ シャ・ローマ時代の話ですよね。パドリッサの演出は本当に意味不明です。
2011年07月25日 21:26 by Parzival
parsifal1882さん、
ロッシーニとワーグナーの逸話は知りませんでした。ロッシーニの料理は有名ですが音楽面では保守的だし、新しい音楽には興味が なく(作曲活動は早めに止めた)ワーグナーの新しい音楽は全く理解できないでしょう。でも彼(ロッシーニ)は間違いなく本物の作 曲家だと思いますよ。ベルリオーズもオペラ『オリー伯爵』は絶賛していました。
トロイ人はコリン・デイヴィスが作曲者の没後100周年頃にやっと全曲を初上演、初録音し、みんなが注目し始めました。
ベルリオーズはオラトリオ『キリストの幼時』もすばらしいですよ。最後の無伴奏の合唱場面あたりは誰もけなせません。ストラヴ ィンスキーでさえほめたでしょう。これこそ本物の音楽だと思います。何を歌っているかなんて(歌詞)全く気になりませんが…。( 笑?冷や汗…?)
次のYouTube、43分からのところです!
http://www.youtube.com/watch?v=OqXyYs5YQ9o&feature=rela ted
デュトワ指揮 Berlioz: L'Enfance du Christ
2011年07月24日 22:20 by mirusekai
世界&音楽さん、こんにちは。
トロイ人とはベルリオーズ作曲のオペラでしょうか。残念ながらまだ聞いたことがありません。最近、ゲルギエフ指揮のBlu-r ayでトロイ人が発売されたので気になっていました。演出がパドリッサなので「どうなの?」という感じですね。あと字幕に韓国語 と中国語があって日本語がないってひどい話ですよね。ま、英語字幕も薔薇の騎士や椿姫なら日常会話なのでなんとかなるのですが、 ワーグナーあたりになると見た事もない呪いの言葉や古語英語がオンパレードなので字幕を追うのがつらいです。たぶんトロイ人も古 典なので辞書で意味を拾いながら聴かないと私の英語力では肝心なところが理解できないと思います。でも音楽を聴くだけでもいいか なと思いますけど。
ロッシーニはワーグナーが訪ねて来たとき、料理をしながらワーグナーを軽くあしらったという逸話を持っているので、彼の評価は あまり参考にならないのでは・・・。
2011年07月24日 01:48 by Parzival
ケヴィン・中井さん、どうぞよろしく!先週、NHKFMで放送された樫本大進さんが演奏したプーランクのヴァイオリン・ソナタ、 ちょっと聴きましたが、すばらしかったですね。
parsifal1882さん、パルジファルを聴くなんて、相当クラシック音楽に打ち込んでおられるのではないでしょうか?お 話を伺ってケント・ナガノのパルジファルに興味がわいてきました。
オペラでは『トロイ人』が昔から好きです。映像がなくても全く問題なかったですよ。最近、三枝成彰著『大作曲家たちの履歴書』 でその曲が絶賛されていたり、ポール・グリフィス(1947 -)著『Classical Music』(2004年出版)でベ ルリオーズをメロディーとオーケストレーションの名人と紹介しているのを知って驚いています。なにしろ、ロッシーニはベルリオー ズを全く素人扱いしていましたから。ラルース世界音楽事典でもシベリウスを絶賛しているのを知り、びっくりしています。作曲家は わかりやすい音楽を作るべき時代になっていると思いますね。大多数の人がわからないようではクラシック音楽は生き残れないでしょ う、きっと。
2011年07月20日 22:59 by mirusekai
ごきげんよう。
リュリ、プーランク、ドビュッシー、ラヴェル……エスプリ薫る音楽から、十五世紀頃の重厚な教会音楽なども好きです。
一応フルーティスト、どうぞよろしくお願いします。
今の時期は「水の戯れ」で耳から涼をとっています。
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