少しだけ眠ろう
たとえ目が覚めなくても
夢への旅だと言えばいい
踏み出してごらん 闇の道を
悪魔が囁いてる ほら振り向かないで
砕けた心を散らして
泣いたあの頃はもう
雨上がりの町彩る紫陽花
水滴光ってキラキラ
水溜まりを避けて歩いた
水面映った青空
君の横顔が
砕けた心を散らして
泣いたあの頃はもう
鮮やかな色で
街角で踞る少年
虚ろな目をした少年
人の流れをずっと見てきた
そしてこれからも見るだろう
語りかけてくれる人がいた
だけど通りすぎていった
そして肉になり朽ちていった
そして光が上がっていく
少年は何をみている
いつまでこのままで
大人になれない少年
永遠に見続けるだろう
このまま
街角で咲いた花
赤い綺麗な花
少年のお気に入り
これからも見るだろう
眠れない 夜の扉開いて
何もない 密室でひとり
私を彩る髪飾りは月
捻れた人形 グルグル回る
アタシは手を出し
人形が飛び乗る
面白いでしょ
面白いでしょ
アタシに語りかけて
真っ白な人形 ずるずる這う
アタシは手を出し
人形が飛び乗る
綺麗でしょ
綺麗でしょ
アタシに語りかけて
悪いけど みんな
お人形さん
悪いけど みんな
お人形さん
首がない人形 ケラケラ笑う
アタシは手を出し
人形が飛び乗る
カワイイでしょ
カワイイでしょ
アタシに語りかけて
叫び出したい ありのままに
暴れだしたい ありのままで
不安を切り裂け踏み潰せ
これが俺だ 冷たく濡れて
あぁ もう一度だけ
あぁ 指絡ませて
叫び出したい 欲望のまま
暴れだしたい 欲望だけだ
優しさに飢えてただ吠える
これが自分だ 鼓動する
見つめる瞳すれ違う視線
ただありのままでいたかった
ぶつかる気持ち崩れる愛情
ただ信じていきたかった
短い夜 浮かぶ光
懐かしい思い出映し出して
また光ってまた消えて
手のひらに乗せた螢の光
暗い闇に螢火が照らす
貴方とともに道を行く
真夏の夜の風に吹かれて
凛とした 無数の光
懐かしいあの日を思い出して
1つ浮かんでまた消えた
綺麗だね 螢の光
美しい闇に螢火が彩る
貴方とともに道を行く
真夏の夜の風に吹かれて
短い夜 夜が明ける
見ていた幻想ももうおしまい
光が消える 君が消える
眠りについていく螢の光
朝焼けが闇を薄くしていく
たった独りで道を行く
最後の夜の風に吹かれて
真夏の朝の風に吹かれて
最初の朝の風に吹かれて
微笑んだ微睡んだ
悲しみ癒す光食べる
涙はそう 伝って落ちる
頬に一筋光って見えた
喜びはいつしか
虚しさに変わってしまい
僕はただ 宙を舞う
1つの羽根を見つめている
聞こえた鈴の音
それが最初の合図
優しさに溺れてもいいか
優しさの底に沈んでも
君に逢えたから
微睡んだ目を閉じた
疲れた体は動かなくて
涙がそう 伝って落ちる
水溜まりが海になった
苦しさという海原
苦しさの波にのまれても
君がいてくれた
優しさの底から見た空は
眩しくて儚くて
そこにもまた優しさが
キラキラと舞っていた
聞こえた鐘の音
それが最後の合図
優しさに溺れてもいい?
優しさの底に沈んでも
苦しさという海原
苦しさの波にのまれても
君に逢えたから
君に逢えたから・・・
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