静寂 破ったのは羽音
刹那 君の眼が揺らいだ
ずっとこうしていたかった
愛 欲 望 欲しかった
桜の花びら降り注ぐように
僕と君の間切り裂く
光の声 風の声
君の言葉が聞こえない
空は 憎らしいほど青
ずっとなんてないんだ
永遠 永久 望 叶わない
桜の花びら慰めるように
僕と君を攫ってゆく
光の音 風の音
君の言葉が聞こえない
君が纏った白
ひるがえし ひるがえし
横たわる君 天井に桜
唇から歌 呟くように
重たい身体 沈むように
冷たい床 真っ白に朱
舞い散る花は戻らない
『散れば終わりさ』
今行くよ 見えない空に
重たい身体 抜けるように
綺麗に花は咲いている
『ずっと綺麗に』
絡まる包帯 薄い灰色
逃げろ逃げろ奥底へ潜り込め
逃げろ逃げろ炎を消すんだ
暗い闇の奥底へ潜り込め
白い光のない世界へ いけ
逃げ道叩き潰して
行き止まることしか
ああ愚かだろう
気付いているんだ
消えない罪の罪滅ぼし
背負ったモノは
どんどん肥大化していって
苦しむのは当たり前だ
堕落したほど重くなるんだ
逃げろ逃げろ奥底へ潜り込め
逃げろ逃げろ炎を消すんだ
暗い闇はこの身体には心地よく
白い光はこの身体を溶かす だけ
逃げ道はもうない
足掻くことしか
ああ惨めだろう
よく知っているんだ
消えない罪の罪滅ぼし
背負ったモノは
どんどん重たくなっていって
潰れそうなの当たり前だ
堕落しただけ苦痛になるんだ
痛い痛い頭が呟いて
狂う狂うサイレンが鳴る
いつも大人だと思っていた
周りが幼く見えた
いつしか子供になってた
周りに追い抜かされてた
冷めた瞳しか出来なくなってた
それにいつ気づいたのかも解らない
独りでいることしかできなくて
だから冷え切ってしまったんだろう
とりあえず生きてきた
真面目に存在していたつもり
だけど虚しい気持ちは
何処から来ているのだろう
やりたいことしてきた
好きなことをしてきたつもり
だけど手に入れたものは
本当に欲しかったモノか?
ただ道を歩いて今も
ただ歩き続けて今も
周りのトゲ避けながら
爪たてて 白い地面に
地を這って 許しを乞おう
汚れた天使は今日も
汚れたことを懺悔する
そして自分の蒔いた種を
身をもってすべて刈り取る
爪たてて 白い地面に
血を吐いて 許しを乞おう
汚れた天使の記憶は
真実と妄想で産まれる
そして自分の蒔いた種が
育ちすぎてしまう前に
素晴らしき天国は
この身体には痛すぎて
美しき天国は
身体の汚れを目立たせる
汚れちまったんなら
いっそのこと悪魔になっちまえ
染まった天使の償い
従う神はもういない
そして自分の蒔いた種の
花を咲かせてしまおう
狂った天使の暴走
この聖地にはもう立てない
素晴らしきこの天国は
この身体には痛すぎて
爪たてて 白い地面に
血を吐いて 自分を憎もう
いっそのこと悪魔になっちまえ
ブログ移転しましたー。
今度はこっちのアカウントで詩を書きます。
旧しろひめ
緩く髪を結って
沈む君の瞳
すでに幾人が旅立った
根拠ない 全てに根拠ない
信じるのか疑うか
根拠ない 全てに根拠ない
騙されるか見破るか
嘘と悪意が食い荒らす
渦巻く灰色の虚無
真実か嘘か信じるか見破るか
根拠ない この世に根拠ない
目にうつるものも根拠ない
根拠ない この世に根拠ない
自分は存在しているのか
嘘と悪意の膿溜まり
渦巻き出す術はない
真実か嘘か真実なのか嘘なのか
揺らめく 地平線の先に
強い渇望 貪欲に狙う
そんな俺を太陽は嘲う
構わないさ
砂にのめり込む足
汗と砂の味
冷え込む 地平線の先に
強い渇望 もうカラカラだ
こんな俺を星達が刺さる
構わないさ
俺は狂っている
自覚はしてるんだ
陽炎 お前が遠くにいる
陽炎 俺は追いかける
満たされない干からびた体
どうか潤してくれ
熱風の風に吹かれて
寒風の風に吹かれて
陽炎 お前の姿を
陽炎 俺は追いかける
渇ききった干からびた体
どうか潤してくれ
太陽は嘲う
星達が刺さる
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