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詩人たちの独り言

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切望

胸の傷をきつく抱きしめて
痛みに震えていた。

零れ落ちる声も涙も
この身を流れる全てが熱く
溶けるように身体から流れていく

僕は自分自身からも置いて行かれるのか。

立ち止まるのが怖いのに
進むことにも戸惑って
八方塞がり四面楚歌

全てが溢れて掻き乱されて
そんな世界を眺めたまま
いつの間にやら、しがらみ、情念
縛られ、たぐられ、引き寄せられて
暗い穴へとその身を落としてしまうのか

選ぶ権利はどこにある?
誰を怨むは許される?

嗚呼、誰か…僕に差し伸べて。

僅かな光を
あたたかな手を

2008年07月03日 22:55  by 

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