嘘つき
僕は嘘つき
出来もしないことを、出来るという
食べたくもないものを、美味しいという
自分を誤魔化して、淋しさ紛らわす
嘘でもつかないと
僕の話を聴いてくれる人なんて、いなくなるから
淋しくならないんだったら、いくらでも嘘をつくよ
嘘だらけの僕の傍に居てくれるんだったら
淋しいのは嫌いなんだ
自分自身だけは
騙せないというのであれば何故
自分を守るため 保つため
嘘を 重ねるの
貫くの
何が真実かも
不明瞭で
2007年11月10日 21:44 by 莢
温度感すらも欠落した混沌とした記憶の中で
足掻いて
もがいて
人を欲してさまようの
守るためだけに固めた嘘
片手に
2007年11月10日 21:43 by 莢
嘘をついて
嘘で塗り固められて
「僕」が出来てゆく
それは紛れも無く「僕」であって
「僕」から嘘を取ると
ちっぽけな
干乾びたような
細い枯れ木のような
「ぼく」しか残らない
沈む椅子
沈む意識
沈む身体
冷たい
温かい
温度の中
吐き出す純潔
嘘に滲んだ指
大きな嘘
貫けば
いつかきっと 本当になる
貫いて
信じるのなら
譲れないのなら
貫いて
2007年11月07日 23:46 by 莢
胸を張って 表現すべき?
封をして 守るべき?
ほんとの気持ちは何処へ
この胸の中で
燻るだけなのかしら
自分には 嘘 つけないと
わかっているはずなのに
2007年11月07日 23:45 by 莢
嘘で固めたコト全て
どんどん積み重ねてこうよ
嘘の上に嘘を乗せて
嘘を嘘で固めて
そうすればいつか
それは真実になる気がするんだ
2007年11月06日 23:48 by Y
ウソだって事はわかってる
ちょっと背伸びしたり
お世辞言ってみたりね
ホントの自分をひた隠しにして
思ったままの言葉なのに
どうしてそのまま、言えないんだろう
せめて自分にはウソをつかないで
そうでなくてもただ傍に居る
また、会おうよ
嘘も方便と
説いたのは昔の人
今の自分らに
その勇気はあるの
見破って 欲しくて
騙された振りをして 欲しくて
また 繰り返す
虚無感に襲われて また
そっと
2007年11月01日 22:52 by 莢
