コンビニ・スコップ・二丁目(三つのお題)
三つのお題、第二弾!!
ここでは、お題として出した三つの言葉を全て文章の中に組み込んで、小説っぽいものを書いてみてくださいな。
お題
・コンビニ
・スコップ
・二丁目
長さは自由です。常識の範囲内で(笑)
それから、3つの言葉を使う順番は、問いません。
あと、例えば、「コンビニエンス・ストア」とかでも、お題消化!
一人、何回書き込んでもオッケー♪
他の人が書いたものに対する感想の書き込みも、ご自由に〜♪
……なんか、今、お話が思いつかないので、私も後で書き込みます〜(苦笑)
2007年10月14日 20:57 by もみじ
石瀬醒 さん
なるほどー、超能力者であるというのは考えてなかった。
【NIGHT HEAD】みたいでなんかいい!
もう一捻りできるかはわからないけど、少し考え中です。
僕の想像したぬこさんの文のストーリーは
ある男は、自分が他人の心が読め、また少しなら操れることに気付いた。
何に使おうかと考えていると、少女の思考が彼の頭に飛び込んでくる。
あるコンビニでバイトをしている時に、店長が募金をちょろまかしているのを目撃し、それを店長に気付かれ、暴力を振るわれ陵 辱された上、恥ずかしい写真を撮られ、コレをばら撒かれたくなければ黙っていろ、と脅された。
少女は今まさにビルから飛び降りようとしているらしかった。
彼は少女のコントロールを試み、また走り回って彼女を探すが間に合わず、彼女は死んだ。
復讐のために彼はコンビニに乗り込み、他の客の心を操って勝手に飲食させたりしつつ、店長を罠へと追い込むのであった。
どうでしょう?
2007年10月30日 09:15 by 石瀬醒
奇を狙った出だしでギャグのように書いてるけど、本当は悲しくも腹立たしい事件が過去にあったというダークなお話でした。
>ぬこ&えふぃ さん
面白いですね……。
面白いんですが、何が面白いのかが分からない……。(←失礼)
例えば、最後の自殺した娘がどこに関わってくるのか全く分からないところとかが、面白い。
……突っ込み不在の面白さ?
すいません、よく分かりません。
2007年10月29日 19:24 by もみじ
−その日の深夜・続2−
遠くからパトカーの音が聞こえてきた。
よし…ようやくこのばかげた連中から解放される。
店長は一生懸命に麻袋の小銭を詰め込む作業に集中した。
そのせいで、彼等が立ち去った事を見ていなかったのだ。
五人の男達は揃って二丁目のコンビニを出ると、いずこかへ去っていった。
そして、その横を一台のパトカーが過ぎ去り、コンビニエンスストアの前で止まった。
後日談話
男は新聞を広げると、新聞の小さな見出しに「コンビニエンス店長逮捕・夜の奇行に住人が通報」という記事が載っていた。
その記事は少し古い。
店長が主張する食い逃げ犯は実質的に存在したのか?
防犯カメラに写っていた事の始終までは記事は伝えていない。
ただ、現場に居合わせたお巡りさんたちは、奇怪なものを目にしただろう。
そして、事件は意外な展開を見せた。
コンビニ店長の持つ裏の姿が発覚し、当時の捜査は男達には徹底追及はされず、コンビニ店長のいくつもの余罪が明らかにされて 行った。
そして、今日、犯罪者となったコンビニ店長が法廷に立つ。
男は丁寧に新聞を折りたたんで、それを仏壇に添えた。
そこには2年前自殺した娘の笑う写真が飾られていた。
−糸冬−
*コンビニ・スコップ・二丁目という点だけをクローズアップしたものなので、真相は各人の妄想で補ってください
−その日の深夜・続−
どういうわけか、店長が店に戻ると、警官の姿はまだ見えない。
それに奴らは今度は菓子類に手をつけはじめた。
その上、食ってる奴は五人に増えていた。
畜生!どうなってるんだ。
おまわりは何やってんだよ!
内心、毒づいたが、この状況は店長には想定外すぎて、もう考えるのを放棄していた。
「スコップを持ってきたようだな」
「あんたら、代金なんていいからもう帰ってくれ!」
店長の叫びを無視して奴らは食べ続ける。
「そのスコップで、溜め込んでる小銭募金をこの袋の中に詰めな」
大きい麻袋がレジ台の上に乗せられた。
「お前が『恵まれない子ども達支援』の小銭をちょろまかしてることくらい知らないと思ってたのか?」
男はなんとも言いようのない顔で店長を見詰めて言った。
嘘だ!何でそんなことしってるんだ!
店長は心の中で叫んだ。
それが顔に出て、店長はぶるぶると震えた。
「知らないと思ってたんだろうが、先月ここで働いてた子が見ちまったんだよ。その子にお前が何したのかも俺は知ってるんだぜ 。おっと、さっさと仕事をしろよ」
ゴミバコに使われるでかいポリバケツに溜め込んだ小銭を麻袋に詰め込みはじめると、やっと男達は食べる手を止めて、ゴミを片 付けはじめた。
そして、男達が二枚目の麻袋を店長に手渡した。
袋の中から百円玉、五十円玉、十円玉を取り出して数えると、男が食った分の代金をレジ台に置いた。
店長はポリバケツからスコップで小銭を詰め替えるのに必死だ。
−その日の深夜−
「スコップを出しな」
突然その男は切り出した。
ピザな店長はたぷたぷした体を揺すって狼狽気味に男を見た。
「お客さん、うち、コンビニなんでスコップ置いてないんですよ」
「ふざけてんのか?隣は公園だろうが、スコップ置いてないなんてどんな店だよ」
店長は切れたこの男を哀れに見やってから、同じ台詞を丁寧に言いなおしたが、男はスコップを出せとわめき散らした。
「スコップ出さないならこうしてやるぜ」
男がそう言うと、普通の若者に見えた客の一人がレジ近くの弁当のビニールを破って食べはじめた。
「ちょっと、あんた!なにしてんだ」と店長が叫ぶが、若い男は立ち食いしながら、飲料水コーナーからコーラを出して勝手に飲 みはじめた。
店長を押し留めるようにレジに立ち塞がって、男が強引に割り込んだ。
「スコップ出さないと、奴が店のくいもん全部食っちまうぞ」
脅しではない現行犯の態度はテロリストのようだ。
店長は目の前の男が恐ろしくなった。
「わ、わかったから、勝手に無茶苦茶するのはやめてくれ!」
店長の叫びに若い男が食べるの止めた。
「おい?スコップはあるのか」
「ある!あります!でもうちに置いてきました!」
「お前、ふざけてるのか」
男の顔が間近に迫り、店長の顔から脂汗がギトギトに流れ落ちた。
「うちから取って来ますから勘弁してください!」
「いいだろう、だが、もし持ってこなかったらコンビニの食いもん全部食っちまうからな」
そう言うと、若い男が手渡したおにぎりをむしゃむしゃと食べ出した。
店長は店を飛び出すと、すぐに110番をすると、家に向かって走りはじめた。
警官が着いて逮捕された頃にスコップ持って必死に走る自分を想像したとたんに馬鹿らしくなってきた。
そうだよ!通報ボタン押せばよかったんだ。
店長は自分の馬鹿さ加減に気がついたが、もう家はすぐそこだ。
アパートの玄関の隣に置いてあるスコップをつかんで、こいつで奴等を叩きのめしてやると息巻いて、タプタプボディを揺らしな がら、自分の腹肉の慣性の法則について思いを巡らせて、少しばかり気を紛らわせる。
そして、スコップを握り締めた不振なピザ店長を目撃した近くの住人が110番通報をした。
>空幸 祀 さん
久しぶりに戻ってきた地元で、子供の頃になくしたものを見つける……。
良いですね〜。
これからたっぷり、親孝行、という感じですね。
2007年10月27日 13:51 by もみじ
「久し振りだよなあ。この公園も。」
夕日に染まる二丁目の公園。ここに来るのは何年ぶりだろうか。
木はかなり大きくなり,遊具は新しいものや別のものになっていた。その風景は,私の知っている公園とはかなりかけ離れたもの だった。
都会の大学にコンビニでアルバイトをしながら通った。都会で大変ながらも楽しく暮らして,すっかりここのことなど忘れてしま っていた。そんなとき,母から「父が倒れた」という連絡がはいったのだった。
私は急いで母の元に駆けつけた。幸いにも一命はとりとめたものの,足に障害が残った。
母は病院に残った。私も残ると言ったが,母は「久し振りに戻ってきたんだから」と言って私に散歩を勧めた。そして今この公園 にやってきた。何故かは分からないが,何かに吸い寄せられた。
(そういえばここ,昔お父さんと遊んだな。)
当時の面影のない公園を見渡すと,一つだけ,砂場だけが変わっていなかった。
私は砂場の縁に座った。心なしか砂が少し減ったように思える。
(ここでお父さんと遊んで・・・そうだ,そういえばスコップをなくしたなあ。ん?)
すると砂場のはじの方に何かプラスチックのようなものが出ているのを私は見つけた。そこを掘ってみるとそこから赤い古ぼけた ちいさなスコップがでてきた。
「あ。」
そう,それはまぎれもなく昔私のなくしたスコップであった。
(お父さんが病院から出られるようになったらまたいっしょにここに来よう。)
わたしはちいさなスコップをポケットの中にしまった。
大分削っても長いですね。しかも不十分なところがあるし・・・。
今度はもっと短く分かりやすく書こうと思います。
>鯨井祥瑚さんへ
これが模範解答。
そんな文章だと思います。「二丁目」の使い方が、出来すぎです。w
長いな。と、正直思いましたが、それを償って余るほどの読みやすさです。
お見事。としかいえない。
2007年10月26日 16:08 by たろすけ(すけピン)
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