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3つのお題

私、たろすけ(すけピン)からトピを提案します。

とは言っても、今までと同じルールの「3つのお題」です。

・チョコレート
・2月14日
・告白

まだ気が早いですが、時事ネタです。
ネックになるのが2月14日でしょうか。使いづらい単語ですよね。
告白は、いろいろ使えるかも?

いつものとおり、『チョコ』や『バレンタインデー』でも消化したことになります。

あとで、私も書き込ませてもらいます。それじゃ、スタート!!

2008年01月11日 18:32  by たろすけ(すけピン)

コメント一覧 18件中、11~18件表示

  • 『2月14日は乙女の告白の日!○○チョコレート!!』
    テレビの画面の中で、可愛らしくアイドルがニッコリ笑っている。○○チョコレートを片手に。
    同じコタツの弟が言う。
    「おねぇちゃん、『おとめ』ってなに?」
    「乙女?若い女の子の事。」
    少し考えて弟は言う。
    「・・・どうして2月14日に乙女は告白するの?」
    「バレンタインだからでしょ」
    「バレンタインって何?」
    「あんた15にもなってその質問はないでしょう」
    フッと笑ったかと思ったら、今度はコタツ布団に顔を埋めて喋りだす。
    「・・・バレンタインって何?なんなんだよ?誰のためのイベントだよ?ローマで殉死した聖バレンタインの祝日だろ?キリスト 教徒でもない日本人がなーに浮かれてんだよ!?おかしいだろ!?ニッポンジンそんなにお祭り大好きか!?」

    補足すると、彼は私と母以外の女性からチョコを受け取ったことがない。(私は最近面倒で渡していないのだが)
    トラウマというか、妬みというか、まぁそんな訳で彼はこの季節に荒れる。

    「バレンタインは乙女とモテる男子のためのイベント」
    私がそう言うと、弟はこう返してきた。
    「真実はかくも残酷なのか・・・」

    2008年01月22日 17:57 by

  • その2

    恵子を制止させるように雄一郎は口を開いた。
    「なあ恵子、クック船長って知ってる?」
    「クック? 右手が鉤爪になってる?」
    「それはフック船長。僕が言ってるのは18世紀の船乗りのジェームズ・クック。南太平洋を3回にわたって航海・探検した人な んだ。」
    「ふーん、それで?」

    「当時の航海、特に地図製作行なんて特に危険と隣り合わせだったんだけど、彼も第2回の航海のとき、死ぬ寸前にまでなったん だ。原因不明の病気でね。栄養失調でもあったんだけど、なんせそこは海のど真ん中、食べ物がない。さあどうしようかってとき、同 乗していたフォークナーというアマチュア博物学者が自分の愛犬を彼に食べさせてあげたんだ。断腸の思いでね。航海に犬を連れてく るなんて理解に苦しむことなんだけど、でもそのおかげで彼は一命を取り留めたんだよ。」

    恵子に先ほどの陽気さはなかった。
    旅行の間雄一郎に預けておいた犬が狭い部屋のどこにもいない上にその話で、もう十分に察しはついたからだ。
    続きを聞くのは怖かったが、彼女は口に出さずにはいられなかった。
    「まさかあなた、クッキーちゃんを・・・。」
    雄一郎は思い切って告白した。
    「昔中国では犬は赤犬が一番うまいって言われていたらしいけど、…それって本当だなっ。」



    注:赤犬とはチャウチャウのこと、らしい。
    赤の後は青、黒と続くと思った(犬種は不明)。

    2008年01月22日 02:09 by そこでねこが

  • その1

    「帰ってきたよ〜!!」
    恵子のいかにも南国帰りの明るい声が6畳半の部屋に響いた。
    「ああ、おかえり。なんだ、空港から直接来たの?」
    雄一郎は恵子がトランクを抱えているのを確認した。
    「うんっ。早くクッキーちゃんに会いたいからねー。ハワイにいる間も実は気が気じゃなかったの。」
    「そういえばクックはハワイで死んだっけ、1779年の2月14日に。」

    「えっ、何? どうしたの? あ、さてはあたしが金髪の男達にナンパされたんじゃないかって心配だったんでしょっ。大丈夫、 何にもなかったわよ、腹が立つくらいにね。はい、おみやげっ。マカデミアン・チョコレート!」
    雄一郎は箱に描かれている能天気なハワイの風景画を一瞥したあと、冷蔵庫の上に置いた。
    「なんだ、今食べてくれないの? 貧乏こいていっつもおなかすかせてるくせに。」
    「うん、もうおなかいっぱいだから。」
    「そう、ならいいんだけど。それよりクッキーちゃんはどこ? ちゃんといい子にしてた?」

    2008年01月22日 02:06 by そこでねこが

  • えー、どうやら江戸の男達っていうのはよく血を流していたようです。
    いえ、けんかが多かったと言うわけではなくて、たとえば湯屋に行けば隣の人より長く浸かってやろうとがまんしては結局のぼせ て鼻血を出していました。
    江戸っ子は負けず嫌いなんでこの場合鼻血を出した方が勝ちだったみたいで。
    まあ現代人にはよくわからん考え方です。

    そんな江戸っ子のことですから、もう一つ、鼻血を出した者勝ちのイベントがありました。
    もちろんそれはバレンタインデーで、鼻血を出したってことはよりたくさんチョコをもらったってことになり、それが江戸っ子に とってはいなせだったようですなぁ。


    2月の15日になるとここの長屋でも例外なく、男達はチョコをいくつもらったかと競い合っていました。
    蜂次郎は言う。「俺ぁ今年は3個だった。」
    「なんだい、もらえただけいいじゃないか。俺なんかまた0個だったぜ。」と、寅三郎。
    下町一番の伊達男と評判の山羊一郎は自信満々に言った。
    「どうやら今年も俺の勝ちみたいだな。50はくだらないぜ。」
    床に広げられたチョコの山を見て、みんなはたまげた。
    「やあ、すげえな。手作りチョコや手編みのマフラーまであるぞ。」
    「やっぱり山羊一郎にはかなわん。」

    そこへふらふらになりながら熊五郎がやってきた。
    「やあ、昨晩はまいった。チョコをもらいすぎちゃってもらいすぎちゃって、今日はもう身がもたねえや。」
    だがこの熊五郎は飛んだ遊び人、町中の女性からあきれられているのは周知の通り。
    「おいおい、熊五郎、強がるなよ。お前なんかがもらえるわけないだろ。正直に告白しろよ、1個ももらえなかったんだろ?」
    「ばか言うねい。あたしのチョコを受け取って、あらあたしのチョコは受け取れないの?って、もう右から左から迫られて大変だ ったんだぞ。もっともその場で全部この腹の中に入れてやったけどな。」
    これを聞いても長屋の男達にはとうてい信じられなかった。
    「だったら証拠を見せてみろい。」
    すると熊五郎は言った。
    「酒の匂いがまだ抜けてないのがその証拠だ。」

    どうや熊五郎、遊郭でさんざんおちょこを勧められたようで。


    以上、底出亭猫蛾による『浮世ちょこ』でございやした。

    2008年01月19日 18:43 by そこでねこが

  • 全2ページのまんがです。
    ・・・もういっそまんがのお題コミュでも作るか?
    (参加してくれる方いますか?)

    次は文章書きます、多分。

    2008年01月19日 12:39 by そこでねこが

  • また全4ページのまんがです。
    いや、文章用のネタも2,3ぼんやりとあるんですけどね・・・。

    2008年01月18日 00:58 by そこでねこが

  • 調べたら、2/14は「煮干の日」だそうで…

    ***
    「月刊煮干日本」4月号

     煮干の最大の弱点は、脂肪の酸化である。
    大量に不飽和脂肪酸を含む材料を無防備に空気にさらして乾燥させる工程で、どうしても脂肪分の酸化が進み、風味が劣化する。
    伝統的な天日干しで乾燥させ、無用の熱を加えないようにしても、やはり多少の酸化は避けられない。
     父親である先代が倒れるまで化学系の会社で新製品開発に携わっていた槇村は、この煮干界の常識に挑戦した。
     まず彼が試したのは、常温での真空乾燥であったが、これは失敗だった。
    乾燥が速すぎるせいか、それに伴う気化熱で魚の温度が下がりすぎるせいか、煮魚のフリーズドライめいたものが出来上がってし まった。
    乾燥中の蒸気圧の制御を様々に試みたが、普通の煮干程度の味も出せなかった。
     次に試したのは、乾燥室を窒素ガスで満たす方法であった。
    実験の結果は上々で、今までにない甘味のある、風味豊かな煮干が出来た。
     しかし、全国煮干コンクールの開催される煮干の日、2月14日までに、大会の規定である25kgの煮干を均質に仕上げるに は、大量生産用の大規模な装置が必要であった。
    冷却除湿部の設計が難航し、年末から年始にかけては、チョコレートを齧ってカロリーを補給し、椅子でうとうとして睡眠をとる 超過密スケジュールでの開発が続いた。
     今回の大賞受賞を受けて、槇村はこう告白する。
    「正直、今時本物の煮干の味を極めてどうするんだ、という思いはありました。
    庶民には手が届かない。高級店では新技術を使った美味しい物より、老舗の名前を大事にする。
    結局自己満足に過ぎないんじゃないか、と、いちばん苦しい時に思いましたね(笑)。
    でも、今までどんな金持ちも王も味わったことのない美味しさをつくり出しているんだ、という思いが…まあ、これも自己満足な んですが…僕を支えてくれたと思います」
    彼は、今回の技術を5年間の時限特許にすると公表した。
    「新しいもの好きのお金持ちに向けて、高級料亭等を相手に5年間商売をします。
    それで開発費を回収したら、どんどん他のメーカーに安い価格で煮干を作ってもらいたいんです。
    それでやっと、庶民の食卓にまで最高のものが行き渡るわけですから」
     伝統産業の風雲児は、経営にも新しい風を吹き込むかもしれない。

    2008年01月15日 13:50 by 石瀬醒

  • 全っっっ然文章を書く気になれないので、まんがにしました。
    失敗したコピー用紙の裏に筆で描いた全4ページ。
    もうヤケクソですな。
    ちょっとエッチなのでお気をつけください。

    文章書きのコミュなのに、すいませんです。

    2008年01月14日 18:22 by そこでねこが

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