遊水池
あるテーマで作品を書いて、トピックに書き込んだ。
また思い浮かんだので、トピックに書き込んだ。
また思いついた。
マズくない?
俺トピックの流れ悪くしてない?
他の人書き込みにくくなってない?
と言う人のための遊水地です。
溢れ出るナニカをここに吐き出してください!
2008年02月22日 11:35 by 石瀬醒
18禁
近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
昔はきれいだったが、今もよく見るときれいなままだった。
ギネスに挑戦していなければ、普通にきれいな女性と感じていたのかもしれないのだが。
ふと、ここで一つの疑問が僕の脳内で生まれた。
どうでもいいことではあるが、彼女。
唾液はどう処理しているのだろう。
幸いにして、彼女は僕のことに気付かずに女性誌を熱心に立ち読みしている。
下を向いたまま、写真のページを眺めている。
じゅるる。
そうか。そうやって…
彼女はサーモンピンク色の長めの舌を出して、下唇を右から左にベロッと舐め、
そのまま上唇を左から右にベロッと舐める。
その間、わずかに1〜2秒ほど。
唇を一周する間に、口内に溜まった唾液を吸引しているのだ。
だから、とても下品な音がする。
そう、とても下品だ。
とても……
その様子を思い浮かべながら、僕は一人。
自分の部屋に戻るとすぐに、行為に走った。
俺は、今まで独身でいた理由がわかった気がする。
涙があふれた。
2008年03月16日 00:23 by たろすけ(すけピン)
エリカ様が最後の段落では完全にホラー化してるのがいいですね(笑)。
「馬園君、見ーつけた」という言い方が特に。
佐堂エリカと馬園という名前、特に馬園なんてダブルミーニング(トリプル?)になっててうまいです。
もし馬園君に助かる糸口があるとすれば彼は服を着ているから今はかくれんぼ中じゃない!ってとこでしょうか。
まあマッパでコンビニに来ていたのなら話は別ですが(笑)。
「架空の怪物」って語句が豊かで好きです。
2008年03月14日 17:00 by そこでねこが
18禁
近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
佐堂エリカ。
お互い随分変わったはずだが、目が合った瞬間、彼女だと分かった。
彼女が僕を僕と分かったことも分かった。
スナックと雑誌の入ったカゴを放って、僕は逃げた。
小学校時代、家が近かったので僕らはよく一緒に遊んでいた。
ある日、両親の留守に彼女の家で僕らは隠れんぼをした。
何度か互いに鬼になって遊んだ後、僕はすごいアイデアを思いついた。
今までの隠れんぼで、今日浴槽に水が入っているのは二人共知っている。
ここで、あえて水の入った浴槽に隠れれば、まず見つかることはあるまい。
僕は、自分の機転と、裸で隠れることへの興奮で上気しながら服を脱ぎ、脱衣所のタオルの中に隠した。
水は冷たかったが、顔まで沈み、上に蓋をかぶせた。
30分後、彼女は何処を探しても見つからない焦りと不安感で半泣きになっていた。
「馬園君!馬園!何処行ったの!もう、見つけたら殺すから!」
あまりに取り乱した彼女の声に戸惑って、僕が浴槽の蓋から顔を覗かせた時、彼女が浴室のドアを開けた。
彼女は僕に躍りかかった。
自分の服が濡れるのも構わず、僕にビンタし、首を絞め、身体を叩き、終いに「罰よ、アタシに酷い事をした罰よ」と呟きながら 、僕の大事な部分を抓りあげた。
僕は苦痛と屈辱に悲鳴を上げた。
それ以来、僕達の隠れんぼでは、僕が裸で隠れるのが決りになった。
僕を見つけると彼女は、いつも興奮に目を釣りあげて馬乗りになり、僕を叩き、引っかき、噛み付いた。
引越しが決った時、何となく彼女に言いそびれたのは、僕の中に彼女に対する恐怖が育っていたせいだろう。
その日、「今日はこれを使うわ」と言って、彼女はお父さんのコレクションから抜き取ったダガーナイフを見せた。
僕は、裸の獲物を探す彼女を一人置いてこっそり家を抜け出し、そのまま引っ越した。
彼女は僕の悪夢に登場するだけの、架空の怪物になった。
…と、思っていたのに。
角を曲がると、少し気持ちが落ち着いた。
いくらなんでも、あの頃と違うんだ。
子供みたいに恐怖に駆られてどうする。
「馬園君、見ーつけた」
振り返ると、彼女が居た。
目が釣りあがっている。
手にはダガーナイフ。
涙があふれた。
2008年03月14日 13:28 by 石瀬醒
実は次の瞬間からまた彼の至福の時間が始まるのですね。
18禁、いいですね。
私も書こう!
2008年03月14日 10:56 by 石瀬醒
毎度おなじみ18禁、18禁でございます。
近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
彼女は髪を黒に戻してショートカットになっていたが、間違いない、江住さんだ。
もう商品を手にしていた僕は決死の覚悟で彼女のいるレジに並んだ。
果たして彼女は僕に気付くだろうか――。
バーコードが打たれている間僕はずっと目を伏せていた。
ビニール袋に入れる、支払い、幸い何事もなく終わろうとしていた。
だが、おつりを受け取ろうとした瞬間、事件は起きた。
彼女の指が僕の右手に触れたのだ!
とたんに僕は気が動転してしまい、左手で袋をつかむと逃げるようにコンビニを出て行った。
部屋に帰って鍵を閉めると、僕は床にどかっとあぐらをかいて座った。
まだ息は荒い。
そしてそのままさっきのことを思い返した・・・。
江角さんが僕の右手に触れた!
中学のとき、バイキンと言っていじめていたこの僕の手を!!
細くてきれいな指で、醜いブタのような僕の手を!!
彼女は今しがた触れてくれたのはまさしくこの右手!!
感触はまだ残ってる!
ひょっとしたらにおいまでついてるかもっ、なんてね!!
今日という日、俺、一生忘れない!!
僕はますます息を荒げていった。
だが、2分もたたないうちに頭はすっきりとして、先ほどの興奮が嘘のように冷静になった。
なんてばかばかしいことを考えていたんだろうと少しウツになるとともに、北海道男爵いもコロッケを買うのを忘れたことに気付 き、再度コンビニに行くことにした。
だが、コンビニに入った僕の姿を認めるや彼女は言った。
「あれ? お前、江村じゃね? そういえばさっきも買いに来てたよな。」
「あ、はい・・・。」
反射的に僕の体は縮こまってしまった。
だが彼女は昔僕にしていた事を忘れたかのように話しかけてくる。
「久しぶりだねー。ちょっとこっち来なさいよ。」
以前とは雰囲気の違う笑顔に少し拍子抜けしながらも、僕は彼女に向かって足を1歩進めた。
そのとき。
僕の右のズボンのすそからティッシュが落ちた。
凍りつく僕。
ぎょっとする彼女。
ええ、そうです、それってさっき、終わった後に当てておいたやつです。
僕、捨てるの忘れてました。
涙があふれた。
2008年03月14日 00:42 by そこでねこが
喫煙所、私もボチボチ参加させてくださいね。
石瀬醒さんとそこでねこがさんの溜り場になってる、この雰囲気が好きです。爆
2008年03月13日 03:12 by たろすけ(すけピン)
やっぱり思いつきで発行しちゃいけなかったんですね(涙)。
コネタ扱いでここに投下ですねw
それと、一茶の応援をしないように!(蛙涙目!)
2008年03月01日 06:48 by 石瀬醒
○石瀬醒さん
2行目のインパクトがすごいです。
こら読まなって気にさせてくれます。
>体中についた傷が目立たない角度を探して身を捩る。
そんな経験はないですが、わかる〜!と言いたくなるような表現です。
負けるな一茶!
2008年03月01日 02:21 by そこでねこが
始め終わり指定作文
近所のコンビニで、彼女と偶然会った。
彼女はお釣りの中にいた。
樋口一葉、彼女と会うのは一体何年ぶりだろう?
涙があふれた。
* * *
>思ったとおりの喫煙メンバー(笑
みなさんにももっと気軽に書き込みしてほしいですね〜。
タバコなんて中毒性が強い嗜好品だから、とにかく数をこなせば吸った文だけウマくなると思います。
2008年03月01日 02:13 by そこでねこが
そこでねこがさん
最近の面白くなったひげ男爵に提供すべき作品ですね。
中盤以降のテンポが素晴らしいです。
M1の審査員か(笑)
思ったとおりの喫煙メンバー(笑
2008年02月29日 20:37 by 石瀬醒
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