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んと、これって・・・・おきまりですよね?

さてさて
お題を出すのってお決まりですよねそうですよね
う〜ん
お題出しましょうか・・・
よし
出しましょうか
気が向いたら、書いてくださいな
お題を出すのも、大歓迎です

2007年11月05日 21:20  by ウィスペル

コメント一覧 173件中、101~110件表示

  • 小学校入学前、ビー玉やどんぐり、石ころなど、ゴミと見分けのつかないガラクタをコレクションしていた。
    ただし、2種類のコレクションが同時に部屋に置かれることはなかった。
    今思えば、僕の隙をつき、母親がうまく片付けていたのだろう。
    そんなある日、母親が言った。
    「お父さんがお仕事する場所が変わったの。小学校に上がったら引っ越すわよ」
    幼い僕にも、引っ越せば今までの友達とは一緒に遊べないという程度の理解はできた。

    真っ先に頭に浮かんだのはミホちゃんの顔だった。
    思いついたらすぐに実行に移せる行動力こそが幼児たる所以だ。
    「ミホちゃん、これあげる」
    そう言って僕は、ミホちゃんにひとつのビー玉を手渡した。
    どんなにコレクションが変わろうと、これだけは常に手の届く場所に置いておくほどのお気に入りだった。
    「えっいいの? こないだはダメだっていってたのに」
    ミホちゃんはためらいがちに受け取った。
    「うれしいけど、おかえしできないの。ごめんね」
    同じ年齢なら女の子の方がずっと大人だ。小学校入学前にこんな受け答えのできる男の子なんて、まずいない。

    同窓会の席上、彼女のほぼ正面に座りつつ、僕は当時のことを思い出していた。
    そう、彼女とは高校で再会しているが、高校ではろくに話もしなかった。
    高校を出てすぐに結婚した彼女は、成人式のころには母親になっていたという。
    お子さんは家に預けてきたそうだ。
    「理解のある旦那さんだね」
    僕も、そのくらいのことは言える年齢になったということか。
    「旦那の親と同居なのよ。理解があるのは義父母のほうね」
    旦那をけなすような口調はただの謙遜だろう。幸せそうなその表情は、もう僕の知っているミホちゃんではなかった。
    「あ、そうそう。これ――」
    そういって彼女は、カバンの中からビー玉をとりだした。
    「! それは……」
    驚いた。僕があげたビー玉だ。
    「ずっと宝物だったのよ。まだ持ってていい?」
    そう言い終えたとき、ほんの一瞬だけミホちゃんの表情に戻っていた。
    「もちろんだよ――」
    語尾を飲み込むかどうか迷い、結局言葉に出していた。
    「――ミホちゃん♪」
    軽くつねられた。

    僕は、いつ結婚できるだろうか。
    その時が来るまでは、彼女のこの笑顔を宝物として胸にしまっておこう。

    2007年12月07日 14:39 by いき♂

  • ん〜

    次行きますか〜??

    行きましょうっっ

    お次は・・・・・・


    『宝物』

    ベタですね

    ベタですよ

    2007年12月06日 23:57 by ウィスペル

  • >晴瓦時々雨瓦俄にΒ さまへ
    ネコ私もだいっスキです。私は黒猫がいいですねぇ。黒猫ですよね?(えっ
    ネコのお友だちっていいですねぇ。
    長さに関しては短くまとめてかけることが羨ましいぐらいです。
    わたしはどんどん長くなってちゃうタイプでして。ほんと羨ましいです。
    しかもキレイにすきっとまとまっていい感じにはなかなかなりません。うぅぅ。ひっ日々精進。頑張ります

    >ウィスペルさまへ
    そうなんですよ。基本的に男女の友情大好きなんですが。
    恋人関係にあると誤解されやすいんですよね。
    わたしも結構男友達多くて、小学生のときから今現在に至るまで散々いろいろひやかしをうけました。もうなんかなれちゃったで すよ。

    >瑪瑙輝遊さまへ
    きっと質問攻めにあうでしょうね。そいでそのあとあんたが泣けって言ったからだぁとか問答するんでしょうねぇ。
    後日談書いてみようか。(やめとけ
    うん。心の声に従ってやめとこう。暇があったらってことで。

    2007年12月05日 19:21 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

  • 葉さん
    男と女の友情は(私が)滅多に見ることが無いので新鮮でした!
    きっとそのあと泣いてた場面目撃されてて他の友人に質問攻めにされるんですね!(チガウ)

    晴瓦時々雨瓦俄にΒ さん
    ねごーーーー!!
    猫可愛いです猫大好きです!
    いえいえ短く纏まってる事はすごい事だと思いますよ。
    最後の猫とのやりとりがほのぼのしてて幸せな気分になりますね

    2007年12月04日 21:32 by 瑪瑙 輝遊

  • 葉様へ
    なんて素敵な友情だっっ
    と、感動しました
    そんな友達、いますよねぇ
    ただ、彼氏と勘違いされるのが傷

    晴瓦時々雨瓦俄にΒ 様へ
    おぉ
    オチが素敵だ♪
    「ウニャ」
    がとても好きですっっ

    2007年12月04日 20:44 by ウィスペル

  • えぇ、イキナリ書かせて頂きましたが……
    どうでしょうか。
    短いですかね?

    いやはや、まだまだ勉強ですね。

    2007年12月02日 21:27 by 晴瓦時々雨瓦俄にΒ

  • 私が寝室を覗くと、朝陽が彼の頭に当たっていた。
    私はもう出勤の時間になるが、彼はまだ寝たままでいる。
    いつもこうなのだ。
    彼が私を見送ってくれたことなんて、数えられるほどしかない。
    彼が起きるのは、昼に近くなってからなのだ。
    しかし、彼なりに悪いと思ってくれてるのか、
    私が仕事から帰ってくると、すぐに甘えてくる。
    基本甘えたなのだ。
    彼は産まれてこの方働いたことがない。
    しかしそんなこと私は微塵も気にしていない。
    彼には私の側にいてくれることが仕事なのだ。
    それで良いと思っている。
    それに彼もそれを言わずと分かっているらしく、
    私がいるときには、何時も側にいてくれる。
    ただしお風呂とトイレは離ればなれになる。
    そんな時には、彼はいつものソファーで寝転がっている。
    偶に彼が家を出ていく事がある。
    そんなときには、朝方にならないと彼は帰ってこない。
    しかも彼は、自分が汚れていても気にしない。
    気にしているのは私だけなのだ。
    ――今朝は珍しく彼が起きた。
    そしてしばらく唸った後、大きく伸びをして、私がいないことに気が付く。
    彼は私のいなくなった布団をしげしげと眺め、
    私が寝室を覗いているのに気が付くと、此方に寄ってくる。
    「おはよ。ご飯はテーブルの下にあるからね」
    「ニャーゴ」
    「じゃ、行ってきます。お留守番しとくのよ」
    「ウニャ」
    いつもよりちょっと笑顔で私は職場へ向かう。
    彼は彼なりに、いつも通り一日を過ごすのだろう。

    2007年12月02日 21:23 by 晴瓦時々雨瓦俄にΒ

  • ウィスペルさん、葉さん>>
    拙文をお褒めいただきありがとうございます♪
    ビールよりも日本酒が好きです。夏は冷酒、冬は熱燗で……って、そんな話じゃないですね(^^;

    皆さんの作品を最初にさかのぼって読みました。いずれ劣らぬ力作ぞろいですね。
    私は、創作はほぼ初体験。読むのと書くのは大違いだな、と実感しました。
    ……読んでる方が楽しいなぁ(^^;


    葉さん>>
    会話のテンポと口調とは裏腹の温かさに感心しました♪

    2007年12月02日 00:08 by いき♂

  • テストが終わってよかったよかった。
    ホント地獄でした・・・。あの時を思うと泣けてくるぅぅ。(えっ

    >瑪瑙輝遊さま
    私は現在進行形で宿題を学校でやってます。
    いつか痛い思いをするとわかっていながらやめられないんですよね。
    最後の友だちとのやり取りがすごくよかったです。
    なんか自分をみてるようで(えっ

    >ウィスペルさま
    なんかほんわかしますねぇ。冬なのに。
    いい感じに切なげな友情ですねぇ。大スキですそういうの
     
    >いき♂さま
    ビール。冷たいアルコール。
    まだ未成年で飲んだ事がないはずのビールなのですが。
    いいですねぇ。
    っておもってたら。さいごにびっくりしました。
    オチかたがすごいよかったです。

    2007年12月01日 20:13 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

  • 「ごめん。気持ちはうれしいんだけど・・・。ごめん。」
    「う・・ん。こっちこそごめんね。こんな事で時間取らせて。」
    笑顔を無理やりつくった。
    「ほんとごめん。じゃぁ。またあした。」
    「うん。ばいばい。」
    「ばいばい。」
    精一杯の事はできた。そうおもう。でも、この結果にどこか歯を食いしばっている自分がいることにも気がついていた。初夏の日 差しが裏庭にさんさんと降り注ぐ。人気はない。その事にホッとする。ホッとした拍子に緊張が解け膝から力が抜けた。後ろの桜の木 にもたれる。葉がさわさわとゆれ、それにあわせて木漏れ日が踊る。と、声がした。
    「ばーか。」
    聞き慣れた声だった。その声は丁度後ろから聞こえた。姿は見えない。どうやら自分がもたれている木の裏側にいるようだった。
    「いきなりバカはないじゃない。なんなのよ。」
    「ばかだよ。ほんと。」
    「・・・。知ってるよ。知ってる。」
    自分に言い聞かせるように言った。
    「泣けよ。」
    「やだ。」
    「泣け。」
    「・・・っやだよ。」
    「泣いて、忘れてしまえ。」
    「・・・。」
    「ここにいるからさ。溜めこむなよ。オレは。ここにいるからさ。」
    「ほんとにやだ。」
    「んじゃぁ今からあいつを殴ってくる。なんでふったんだぁ。ってな。」
    「っは?なにいってんのさ。だめだよ。」
    「じゃ、泣け。」
    「う。・・・ほんとに泣くよ?」
    「おお。泣け。すっきりするさ。」
    「・・・・・・。っくっ・・・ひっく・・・うゎぁぁぁ。・・・っひっく。」
    すすり泣く声にセミの声が重なる。その間ずっと彼はそこにいてくれた。

    「おい。終わりだ。」
    数分たった頃だった。唐突に彼はそういった。
    「ん。・・・。ねぇ。ありがとう。」
    「今頃オレのありがたみに気付いたか。」
    「・・・。」
    「おいっ。突っ込めよ。寂しいじゃねぇか。」
    「ふふ。ありがとう。」
    「わかったって。」
    「ありがとう。」
    その時の笑顔はつくりものなんかじゃなく陽だまりのような暖かな笑顔だった。

    2007年12月01日 19:57 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

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