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物語書いてる方、書きたい方、入っちゃってください

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んと、これって・・・・おきまりですよね?

さてさて
お題を出すのってお決まりですよねそうですよね
う〜ん
お題出しましょうか・・・
よし
出しましょうか
気が向いたら、書いてくださいな
お題を出すのも、大歓迎です

2007年11月05日 21:20  by ウィスペル

コメント一覧 173件中、21~30件表示

  •  とりあえず何大幅にオーバーしてんだろうな
     そして「あたたかいもの」のお題に全力で沿えてないから

     すっすいませんでした・・・(土下座
     
     2月15日にちょっと改訂しました(どっちにしろ分かり難いって
     ちなみに私は一応未成年です。酒飲みばっかり出てきますが未成年ですよ!
     
     あっそれから、ブログの方でボソボソ企画を開始しました。
     お暇ならば、どうぞ覗いてやって下さい!

    2008年02月15日 23:14 by

  • 「・・・・・・あっそうですか」
    「あなたは味のある、いい顔もしてるし、第一人間が出来てる。だからこそやめておけって言ったのよ」
     俺はカクテルを口にした。
    「人間が出来てない女の子に、多分あなたは酷く冷たいでしょうから」
     グラスをカウンターに置けば、氷がカラン、と音を立てた。いつかの映画で見た主人公はその音を引鉄の様にして隣の女にキス していたが、そんな気は全く持って零だった。
    「それで、アイツを振ったのは何でです?」
    「優しいからよ。あなたみたいに、酷く冷たい所がないからよ」
     唐突に俺は理解した。今までのこの人の言葉を総合して、やっと理解した。
    「あなたはどうしても、アイツに振られたかったんですね」
    「そうよ」
    「アイツが傷つかずにすむように。しかし、アイツは他人に冷たくすることが出来ない。貰った嫌いなチョコレートも、捨てると いう選択肢はない。誰を相手にしたって、例えば世界一の無礼者を相手にしたって、冷たくすることなんか出来ない」
     彼女は、俯いた。俺はその顔を見ないよう、ただグラスの氷を見つめた。
    「だから、あなたはアイツを振った」
     スッ、と辛くて少し苦いジン・トニックが喉を焼いた。どうもこのカクテルは焦燥という奴を飲んでいるようだ、と俺は飲むた びいつも思う。
    「余命一年、」
     え、と俺は彼女に振り向いた。
    「それが、私に残された時間」
    「・・・・・・そうですか」
     病名は聞かなかった。どうせ聞いたってどうすることも出来ない。
    「あんまり、驚かないね」
    「妹のネーミングセンスよりは」
     『呪いの・・・』何だったか。あんまり思い出したくない。
    「これ、上げる」
     その言葉と共に、膝の上に載せられた紙袋。お礼を言おうと頭を上げると、もう彼女は歩き去っていった。
     紙袋の中身をその場で覗けば、仕立てのいいトレンチコートが見える。
     暖かそうだな、と俺は今着ている、薄いファーつきのコートとそれを頭の中で比べた。
     ジン・トニックの最後の一口は、喉を切るような冷たさと焦げるような辛さが見事に調和していて、その後味は物悲しかった。

    2008年02月15日 23:09 by

  • 「あの人は、どうも純粋すぎるのよ。いい意味でね」
     口元に笑いを浮かべながら彼女は話し出した。
    「あの人は顔も悪くないし、性格もいいから女の子がいっぱい寄ってくるでしょう?」
    「そうですね。今日のバレンタインにも、チョコレートに泣いてましたよ」
     あいつチョコレート嫌いなんですよね、と俺は続けた。彼女はクスクスと笑う。
    「それでも、あの人は半泣きになりながらチョコレートを食べるんでしょう?贈ってくれた子たちに悪いからって」
     俺は、返事をしなかった。そうなのだ。
     ポケットを膨らませて帰ってきたあの馬鹿は、俺に散々文句を言いながらも全てそれを平らげる。ちなみに文句の矛先はチョコ レート会社に向けられる。
    「そういうところがね、ダメなのよ」
    「そんなもんですか?」
     優しすぎるのは、嫌いじゃない。
     彼女はそう言いながら、名前の分からないカクテルを啜る。
    「でもね、私にはつり合わない」
    「そんなことはないでしょう、先輩は素晴らしい方じゃないですか」
    「あなたは、」
     俺の反論を遮って、先輩は視線と話の主軸を俺に変えた。
    「女の子とは付き合わない。そういう主義だったわね」
    「どうもそういうことに疎くて。大体、俺なんかと付き合ったら女の子が可哀想ですよ。俺はやることが一貫してないようで。妹 に怒られます」
    「んー、それはぶっちゃけ、そんなに重大な問題じゃあないのよ。ちなみに大学時代、あなたに憧れてた子も結構、私知ってるわ よ」
    「・・・・・・」
    「告白するって言ってたから、やめときなさいって言っといたけど」
    「・・・・・・そりゃまた、なぜに」
    「だってあなた、絶対酷く振るでしょ?」
    「酷く振ろうなんて思っちゃいませんよ」
    「無意識に酷く振るのよ。あなたにとっちゃ別にそんなことはないつもりでも、すごく酷い振り方をするんだろうなぁって私、確 信してたから」

    2008年02月15日 00:24 by

  •  前で馬鹿が自棄酒を飲んでいる。場末、ではないがあまり流行ってはいないバーのテーブルでくだを巻く姿はあまり見られたもので はない。
    「『はい、バレンタイン』でこれ渡して、その後に『別れたいの』だぜ!?酷いと思わねぇ?」
     足元にはなにやら高そうな紙袋。封は切られていない。
     幼馴染である馬鹿はグイとウィスキーを煽った。
    「あー、それでお前引き止めなかったのか?」
    「引き止めたさ。『もう決めたの』って帰ってった」
     そうかい、と俺はジンを一口飲む。
     どうも、この幼馴染は22にもなって振られたらしい。年上の彼女に。
     その人は俺も知っている、2つ上の大学の先輩だった。綺麗でキチンとした人で、遊びで人を捨てるような人ではない。
     それに、コイツも嫌な奴ではない。少々馬鹿ではあるが、いい奴だ。少なくともいきなり別れたいと言い出されるような奴では ない。
     ゆっくりと回る天井のファンを見ながら、俺はグラスを空にする。
     しばらく黙ったりグチグチとこぼしていたが、やがてテーブルに突っ伏して馬鹿は寝てしまった。バーの店主とは顔なじみなの で、どうにかしてくれるはずだ。
     俺はポケットから携帯を取り出し、幼馴染の彼女だった人の番号を呼び出した。


    「こんにちは」
     ちょっと高級なバーのカウンター。綺麗な青のカクテルを手に、その人は微笑む。
     金曜の夜。忙しいこの人の時間を時間をわざわざ割いてもらってまで、ここに呼び出した理由は、
    「あいつと、別れたって本当なんですね」
     長い黒髪がダークブルーのパンツスーツに良く似合っている。そこに俺はどことなく、女性が本来、生まれながらにして持って いる余裕というのか、それに類するもの、男は一生、願っても持てないものを見た。
     この人が、理由も話さずにあいつと別れるとは、どうしても思えなかった。何かしらの理由はある筈だ、と話しあいに来たのだ 。
     無駄なお節介、と一蹴される可能性だってある。むしろ、この場合の俺の立場とはまさしくそうだ。全くの第三者が介入しよう としているにすぎない。野次馬根性と揶揄されても仕方がない行為だ。
     しかし、どうも俺はこの人に理由を聞かないと寝覚めが悪かった。
     俺はバーテンに、ジン・トニックを注文した。シェーカーを振り出すバーテンを見ながら、彼女はゆっくりと話し出す。

    2008年02月15日 00:06 by

  • >石瀬醒さま。

    かっ関西人のお方ですかっ。葉っぱは奈良県民です。
    その後様子だと大阪の方ですか?

    確かに。
    マックとは言いませんよね。
    マクドナルドはマクド、です。
    方言を使ってるだけでなく
    それをうまくストーリーの中に組み込んでいるあたりが面白いなぁと思いました。
    つっこみが生きるか死ぬかを決めるなんて
    なんだかユニークですごく惹かれますっ


    でわでわ。
    関西弁についてちょっと絡みたかっただけの葉っぱでした。

    2008年02月14日 00:58 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

  •  連投失礼しております。
    このトピックの過去の書き込みを読み、皆さんのクオリティの高さに感動しています。
    感想は「あったかいもの」が揃ったあたりでまた書きたいと思います。


     なんとか1000字内に収められるようになってきました。(笑)

    2008年02月13日 14:59 by 石瀬醒

  • 方言で小説:関西弁

     俺らは、廊下の両側に並ぶドアを、一つ一つ蹴破っていった。
    「うわーっ!」
    10m程前のドアから、いきなり男が飛び出して、フルオートで銃弾をばら撒き始めた。
    射線が俺らの方を向く前に、松っつんのダブルタップが男の顔の上半分を吹き飛ばした。
    「あかん、またジャムった」由っさんがぶーたれる。
    「お前、9mmに32口径の弾とか使ってるからちゃうんか」
    寺やんがツッコンだ。
    「しゃーかて、お父んの使っとったんが余っててんやん」
    俺は、唇に指を当てて二人を黙らせた。
     次のドアを蹴破ると、部屋の隅に膝を抱えてうずくまる姿が見えた。
    四つの銃口が一斉にそいつに向いた。
    「待ってくれ、オ、オレは大阪人や」
    「へー、そうか、そしたら弾一発に負けといたるわ」
    「バッ、バカ、大阪人だって言ってるだろう!!撃つな!!」
    「あかんな」
    松っつんが俺の顔を見た。
    「あかん」
    「『一発にしてくれるんか、良かったー。って、なんで撃つねん!』やろ、今の場合」
    「それか『どっちにしろ撃つんかーい!』かな」
    「う、うつんかー…」
    男の必死の叫びの後半は、斉射の轟音にかき消された。
    「さて、このビルの掃討も終わったし、一服するか」
    「おう、マックでも行こか」
    「!」
    「!」
    「お前…」
    全員が由っさんを見た。
    「え、なんや?あ!マック…マクド、マクドや」
    「まさかお前が、な…」
    「ちょ、ちょぉ待てや、大阪人かてマック言うてまう時あるやろ」
    「ないな」
    「ない」
    彼には銃口を上げる時間も無かった。
    厳しい時代や。
    さっきまで友だった男の血飛沫を頬に浴びながら、俺は煙草に火をつけた。

    2008年02月13日 09:47 by 石瀬醒

  • まだ温かい

     俺が詐欺師の高井を追い始めたのはもう20年程前からになるだろうか。
     ある地上げ専門の不動産業者相手の詐欺事件で、画商『中嶋』こと詐欺師の高井のアジトを突き止めた俺達は、その意外に薄汚 いアパートに踏み込んだ。
    アジトはもぬけの殻だったが、ろくに家具も無い部屋の中央に敷かれた煎餅布団は、まだ温かかった。
     次に奴を追い詰めたのは3年後、ある危険な新興宗教団体相手の詐欺事件で、弁護士『本条』こと詐欺師の高井の自家用車を割 り出した俺は、緊急配備を敷いた。
    巡回中の警察官によって手配車両が発見されたとき、車内及び周囲に高井の姿は無かった。
    ボンネットはまだ温かかった。
     その後、大手英会話スクール相手の詐欺事件で、人材派遣業『木浦』こと詐欺師の高井の事務所に踏み込んだりもしたが、デス クの上にまだ温かいコーヒーを残して高井の姿は消えていた。
     高井には、追っ手の接近を嗅ぎ取る超能力でもあるんじゃないか、そんなことまで俺は考え始めていた。
     しかし今、ロシアンマフィア相手の取引を、ブローカー『三谷』こと詐欺師の高井が進めているとの情報を掴んだ俺達は、取引 が行われると言う埠頭の倉庫を完全に取り囲んでいた。
    すでに、高井らしい人物とロシア人数名が倉庫に入るのは確認されている。
    全ての出入り口及び窓、下水溝に至るまで人員が配置され、彼らに残された逃げ道は絶対に無い。
     ようやく高井を逮捕できる。
    俺は新人のように胸が高鳴るのを、何度も深呼吸をして押さえた。
     その時、銃声が聞こえた。
    くぐもった小さな爆発音が、2発、3発。
    俺は部下に突入を命じた。
    短い銃撃戦の後、ロシアンマフィアは全員が投降した。
    硝煙漂う倉庫に駆け込み、高井の姿を探す。
    倉庫の隅、血溜まりの中に奴は倒れていた。
    「馬鹿野郎、高井!」
    俺が揺さぶると、自らを追い続けた者を知るように、高井の頬が薄い笑みを作ったかに見えた。
    「高井!また逃げるつもりか!」
    ぐったりとした体からは、何の反応も無い。
    瞳孔はすっかり開いている。
     俺の腕の中の血に濡れた身体は、まだ温かかった。

    2008年02月12日 10:19 by 石瀬醒

  • おっっっっっっっひさしぶりです・・・・。
    かなりご無沙汰です。
    ちゃんと見てはいたのですが。
    書くに及ばず。

    で、かいてみたはいいものの。


    失敗したorz
    なんか柄じゃないよぉ。
    背筋ぞわってするよぅ。
    なんか。
    ・・・・・・。
    なんかなぁぁぁぁ。


    女の子の名前「野風花」ってかいて「のどか」って読むんです。
    友達のクラスにそういう名前の人がいるって聞いて
    いいなぁと思って使ってみました。
    葉っぱの本名に近かったりww

    唯一の救いはこの名前だな。
    うん。

    でわでわ。

    2008年02月11日 21:16 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

  • 「野風花の手あったかいな。」
    空から舞うのは白い粉雪。
    吐く息は白く、すでに雪が積もりつつある静まり返った街はやはり白かった。
    凍てつく空気は肌を直接かすめていく。思わず身体を震わさずにはいられないような風が吹き抜けた。
    「でしょ。でもキミが冷たすぎるんだよ。」
    冷たい手を軽く握る。ひんやりとするその冷たさはしかし、いやな冷たさではなかった。
    「知ってる?人が暖かいと感じるときって、それの熱を奪ってるんだってさ。」
    指が絡む。冷たさと暖かさの境目が少しずつ曖昧になってくるのを感じた。
    「奪っていいよ。奪っていい。キミが何をしても私はキミを許すよ。キミのすべてを受け入れよう。キミのすべてを愛してる。」

    雪の舞う寒空の下。
    小さな燈の花が、甘く優しく咲いていた。

    2008年02月11日 21:11 by 春夏秋冬 葉桜 (ヒトトセハザクラ)

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