リレー小説
トピック、『リレーやらない?』での決定に沿ったリレー小説です。
参加希望の方は上記のトピックに表明して他の方々の指示に従ってください。
2008年08月31日 03:55 by イフト ソラ
1(1番手、イフト ソラ)
「おはようございます」
早朝5時半。剣道着を身に纏った17歳の少年、如月 春樹(きさらぎ はるき)は挨拶と共に耳栓とインカムマイクの機能も持 ったヘッドホンを はずして道場に入る。
「おはよ」
二人しかいない門下生の内のもう1人、同年代の兄弟子ならぬ姉弟子である神凪祈 亜季(かんなぎ あき)はもう道場に来てい た。
「春樹、相変わらずフラフラしてるね」
「・・・しょうがないだろ。低血圧なんだから・・・」
正座で板の間に座ったままうつらうつらしているともう稽古の時間になっていることに気付いた。
「・・・あれ、師範は?」
「・・・・・・もしかして春樹、気付いてなかった?ここに来るまでに何も?」
だんだんと覚醒していき視界がはっきりとしてくると何故か亜季はひどく驚いたような顔をしていた。
「なにが?まぁ、ほとんど寝たまま歩いていたからね」
記憶を探るが何も思い当たるふしが無い。心なしか懐に忍ばせた小型の自動小銃が熱を持っている気がする。弾も減っている気が 。
「はぁ。今ね、この島に正体不明の賊が押し入っているの使用人が殲滅に向かったけど帰ってきてない。師範も同じく帰ってきて ないわ。本土には 連絡したから4時間後には応援と救出がくるから私達はそれまで逃げ切るか殲滅するかどっちか。どちらにしろ戦 う羽目になるだろうから渡しとくね」
太刀と棍棒を渡してきた。
「この格好じゃあ動きにくいから着替えよう。5分後にここで良いね?」
「りょーかい」
2008年09月05日 02:21 by イフト ソラ
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