注目タグ

物書きの会

トピック詳細

断片小説

短編小説よりさらに短い、というか、小説の体を成してない。
でも、今思いついたシーンを書きたい、そんなことってあるじゃないですか。

そんなあなたの、日の目を見ない物語の欠片を、チラ、と発表してみませんか?

それが面白そうだったら、ブログの小説の方も読んでみようか、と思われるかも知れませんよ!

2007年09月21日 16:46  by 石瀬醒

コメント一覧 252件中、201~210件表示

  • ツンデレかるた

     「今朝テレビでやってたんだけど、ツンデレかるたってのがあるんだってさ。」
     「なにそれ?」
     「読み札がツンデレちゃんのセリフっぽいんだよ。例えば『し 心配なんか…してないんだから…っ!』ってカンジでさ。」
     「へー。ツンデレってそういうヤツか。『し 心配などしていない…信じているからな。』こんなカンジだろ?」
     「…いや、ちょっと違うなぁ。『さ さよならなんて 言わないわよ』とか。」
     「ああ、なるほど。『さ さよならは言わない…生きて、帰れ』とかか?」
     「いや、ちが……」
     「『ま まだ生きてやがったのか!』『て てめぇより先にくたばるかよ!』『よ よく言うぜ この死にぞこないがぁ』ってか ? かっけぇな、ツンデレ!」

     こういうしょーもない話とか書いてます。

    2008年03月03日 14:06 by

  • 「溢れ」



    頬に触れた手のぬくもりから

    溢れるばかりの愛しさを

    身体を心を包み込む愛情を感じ

    私は一片

    白き涙を流した



    壊れ物を扱うように、
    触れることさえ禁忌だというように、
    震える指先が優しく頬を掠めていく。
    慈しむような、
    心から身体から溢れるような、
    貴方の愛を感じ私は心が締め付けられる。
    幸せすぎて。
    そして何処か哀しすぎて。
    はらりと。
    一片の涙が頬を流れると、
    その涙を癒すようにそっとキスが降りてくる。

    ああ。

    神様。

    どうか。

    こんなにも優しくて、
    愛しいこの人とともに。

    生きていくことを許してください。
    共に存在していくことを許してください。

    例え私のこの身が滅んだとしても。
    例え私の命が消えてなくなったとしても。

    そっと震える手に自分の手を重ねると、
    貴方の顔が優しい、哀しい、苦しい、
    色々な想いが詰まった微笑を浮かべる。

    「・・・ダイスキよ」

    小さな掠れた声で思いを告げると、
    ぎゅっと強く、でも優しく重ねた手を握り締めた貴方。

    そっと瞳を閉じると。
    瞼の裏に映るのは今の貴方じゃなくて。
    いつも私に向かって微笑んでいる貴方の顔だった。

    神様。

    どうか。

    愛しい人と共に。

    生きていくことを叶えてください。






    ブログに載せているもの。
    気に入っているので。

    2008年03月02日 23:35 by 詩音

  • 五月蝿いほどの静寂の中、ぴちゃん、ぴちゃんと水の滴る音が暗い廊下に木霊する。
    私は鎖で両手両足を壁に固定されていた。
    致死量ギリギリの毒薬を投与され、
    致死量ギリギリの電流を永遠と体の中に流し込まれ、
    致死量ギリギリの血を流したこの体は最早、使い物にならなくなっていた。
    何故、私がこんなメにあうの?
    何故、私がこんなメにあわなければいけないの?



     、









    永遠に答えの出ない疑問を胸に私は目を閉じた。

    2008年03月02日 22:07 by †空羅†

  • いつか、知りたいと思っていたことは、やっぱり誰かに研究されていた。
    天体のことだとか、宗教のことだとか、地面の下のことだとか。
    何でだろうと思っても、誰も答えてくれなくて、自分で調べようと思ったら、誰かが研究して、完成形を提示していた。

    初めてそれを知ったのは、そう、初めてパソコンを手に入れた日だった。
    あれは、地動説の存在を知った日でもあった。
    そう、ガリレオの。
    私は部屋で、涙がかれるまで泣いた。
    嘘つき、嘘つき、知らないなんて、何で言うんだって。

    だけど、その気持ちは全く止まらなかった。
    知りたい、知りたいと思う気持ち。
    それが好奇心だと教えられたのは、もっと後だった。
    その時は、泣かなかった。
    嘘つき、なんて言わなかった。

    でも、なんなんだろう。この気持ち。
    最近私は変な気持ちを抱えて生きている。
    どきどきして、きゅんとして。
    かと思うと特定の人の一挙一動に一喜一憂して紅くなったり蒼くなったり。
    パソコンで調べてもわからない。
    これを調べようと思って、調べた結果が恋心、という感情だったことに驚くのは、またあとの話。

    2008年03月01日 17:24 by くれさききとか

  • キミに嫌われたいわけじゃなく。
    キミに好かれたいわけでもなく。

    ボクはキミのことを自然に考えてる時間はあるのだろうか。
    そしてキミもボクのことを考えている時間はあるのだろうか。

    知人Zは
    「自然にその人のことを考えると、それは友達だ。」
    と、いった。

    でも、ボクは考えたことないと思う。
    薄情だな、ボクって。

    キミはどうなんだろう。


    絶対続きませんからブログに来ても意味ないですよ。(笑)

    2008年02月19日 19:02 by

  • 嫌いなもの、煙草の煙、煙草そのもの、煙草の臭い、お酒を飲んだ後の人間が吐く息の臭い。電話。
    そんな俺がバイトを始める。電話対応もしなければならない。、そんな仕事が果たして自分にできるのだろうか。緊張でバイトの 前日は夜も眠れなかった。
    初めてのバイトの日、薄暗い店内であれこれと教わる。けれど結局行き着くのは、「実際にやってみなれば分からない」である。 事実そうなのである。口で言っても、頭でわかっても、身体でできなければ意味がない。
    時給が良くて飛びついたバイト。余り深いことも考えずに了承したが、その後は不安でたまらなかった。
    人見知りが激しい自分、人間関係がめんどくさくなっている自分。
    全てに疲れている自分。
    バイトをすることにより、必然的に土日がつぶれる。
    バイトをすることにより、嫌いな電話対応、接客をやらなければならない。
    メリットなどないと思っていた。この時までは。

    2008年02月18日 22:35 by 蒼太 souta

  •  月子が分厚い上着を羽織ってベッドの端に腰掛け、直哉はその膝に頭を乗せている。月子はどこまでも優しくて、だからこんなに素 直に甘えられる。母にだってここまで甘えたコトは無い。
     寧ろ祖父の手前、母に甘えられなかった直哉にしてみれば、ここまで思う存分に甘えられる相手は月子以外に居なかった。頭を 撫でられ髪を梳かれるのが気持ち良い。そのまま好きに撫でられておきながら、眼を閉じて呟いた。
    「……月子には、いつも貰ってばっかりだ」
    「…でもきっと、直哉ちゃんの本当に欲しいモノはあげられて無いんだよね?」
     月子のそのセリフに、直哉は思わず閉じて眼を開け、起き上がってしまった。いきなり起き上がった直哉に月子が驚いて眼を見 張っているが、しかし本当に驚いたのは直哉の方である。
     月子がそれを見抜いているとは、予想外だったのだ。
    「…つき、気付いてたのか?」
    「直哉ちゃんの本当に欲しいモノが、私には判らなかったから。私であげられるモノなら直哉ちゃんにあげたいな、って思うけど 、直哉ちゃんが言い出さないってコトは、私にはきっとあげられないモノなんだな、って」
    「…つきから貰えれば、きっと嬉しいと思う。幸せに思う。でも、無理だ。俺の欲しいモノは、手に入らない」
    「……直哉ちゃんは、何が本当に欲しいの?」
    「……」
     本当に、欲しいモノ。何が欲しいのか。――そんなの、ずっと前からたった一つ。
    「…本当に、愛して欲しいんだ」
    「本当の愛が欲しいの?」
    「本当の愛が欲しいよ」
     真の意味で本当に愛して欲しいと――それが直哉の本当に欲しいモノだった。
     本当に愛してくれるのなら、自分を全部あげられるのにと直哉は思う。切に思う。ずっと。子供の頃からそう願っていた。
     たった一人のヒトに、出逢えたら良いのに――と。
     世界中の誰よりも、強く、強く、強く愛して欲しい。世界中の誰もが知らないくらい、深く、深く、深く愛して欲しい。世界中 で一番、重く、重く、重く愛して欲しい。――同情や憐憫、曖昧な優しさや口先だけで誤魔化さないで、本当に、心から。
     真実の愛が欲しい。愛して欲しいと。それだけを。ずっと願って生きてきた。
     本当に欲しいモノなど、手に入らないと知っているけれど。

    2008年02月14日 17:23 by 久。

  • 「試験はこうだ。君たちには、この屋敷に一週間共同生活をしてもらう。その間、屋敷内の出入りは出来ない。鍵はかけないが、出た 瞬間に私権放棄と見なし失格だ。その代わり、と言っては何だが、屋敷にある物は自由に使ってもらって構わない。一週間後、迎えに 来るからその時、それぞれに配布したお題をクリアした者が合格。いいか?」
     試験官はそういって、七人を見回す。
     スッと白い手が挙がる。貴子の手だ。
    「お題は、他人に見せてもいいんですか?」
    「好きなように。ただ、一つ言えることはこの中のすべての人間が、合格できるように親切設計にはなっていない」
    「どういう、ことだ?」
     そういったのは善鬼。
     試験官は意地が悪そうに口角をつり上げる。
    「つまり、例えば、ここにリンゴがあったとしよう。三沢君は、リンゴを食われないようにしろ、小野君は、リンゴを誰かに丸か じりさせろ、だとする。すると、リンゴは喰うか、喰われないかしかないからどちらかが試験不合格だ」
    「なるほど……」
     クスリ、と榊原は笑みをこぼす。
    「試験開始は明日午前六時から、一週間後の同じ午前六時の168時間だ。幸運を」

    2008年02月13日 20:50 by 榊原くじら

  • 闇の無い世界におとぎ話があった。
    古いおとぎ話は学園の誰にも信じられていない孤独な存在。
    だが、その話はあまりにも恐ろしく、あまりにもありえない話だった。

    『全てを欲しがるものが魔道書を奪いに来たれリ。
    その奪いしものよ、学園の全ての命を奪い、魔道書を手にしたり。
    しかし、学園の全ての力によりその者は魔道書に封じ込められたり。
    ・・・・・しかし、その者は告げたり。
    「我を邪魔せし者よ、いつかまたこの時に魔道書の力を貰いに来ようぞ。」
    その話よ、全ては無に返せし物語なり。
    信じる者よ、追求することを禁じる。全ては身を滅ぼすアクマの好奇心なり。』

    こう記されていた古代書の存在を、誰もが知っていた。
    知っていたが、誰も気にとめていなかった。
    だからこそ、この平和な学園は危険だったのかもしれない。
    学園には数少ない女の子である少女は、色々な少年達に助けられながら、この運命と全てを共にすることは出来るのか・・・・・ ・。

    <今やっているオリジナル夢小説のプロローグです。ネオロマ風な小説で、完全ファンタジー系で、戦い系が多いです。是非、見 に来てくださいっv>

    2008年02月13日 00:30 by

  •  目の前に広がる世界に、ただ私は立ち尽くすしかなかった。
    目を覆いたくなるようなその有様は、現実として受け入れるにはあまりにも恐ろしいものであった。
     銃を握る左手に力を入れる。

     それはもはや、私の知らない地のようであった。
    友達も、親も、もう誰もいなかった。あるのは、崩壊したただの荒地。それだけだった。自分の家も、村に堂々と立っていた桜も 、すべて呆気なく崩れていた。

     仲間は何処へ行ったのか。大切な人は何処へ行ったのか。
    訊ねる人もいなかった。だけど、訊ねなくてもすぐに分かった。
     地面に染み込んだ血痕を見て私は、自分の中で憎悪という焔が燃えているのが分かった。
     頭を抱えて叫んだ。天にありったけの憎悪をぶつけた。
    人間、人間、人間。お前達の罪は、赦されるものじゃない。赦されていい筈がない。

     私の怒りを鎮めようとするかのように、空から白い何かが舞い降りてきた。

     「赦してたまるものか。絶対赦すものか」
     悲嘆に暮れる彼女の前にに、ひっそりと薄暗い海が広がっていく……

    2008年02月10日 14:57 by

<< < 18 19 20 21 22 > >>