あたしを
わかってほしい
知り尽くしてほしい
そしたら
きっと貴方に恋し、
愛す事ができるのでしょう??
だけど
わかってほしくない
知った顔して欲しくない
いつでも
矛盾してる自分がいる
だから貴方は
あたしを知って
だけど貴方は
あたしをわからないで
とても微妙な場所だけど
とても大切なところなの
恋するあたしは
とても悩んでいるのです
貴方が好きなこの気持ちに
ちょっとだけ素直になるように
マニュキアには何いろかしら??
やっぱり真っ赤なりんご
真っ白なあたしの心に
答えを描いて見せよう
想いばかりが溢れてく
結局わがままなだけなんだよね
飾り付けしてみてよ
りぼんが似合う紅色
きらめく滴はあたしにしたたって
口の中で
甘みだけがコダマする
飾りつけしかできない
そのままが伝えられない
黄色い蜜はあたしの中で
涙と混じる赤の味
泣き出しそうな顔してどうしたの??
「かけがえないんです」
それが君にとって
無いと自分、見失うものだとは言い切れないけど
からっぽのポケット
なつかしそうに眺める
そこに在る愛のかけらには
君と僕の手がはじめて繋がった日の暖かさが
待って「愛」
見上げたら数え切れぬ愛の影
気づいて「哀」…
寂しいよ…けれど無くしたくない
「愛」
恋をしたことなんて愛したことなんて
桜の木なんかみたって思い出さない
僕等には僕等の記憶の糸の入り口があるのだから
涙なんか流してどうするんだい
もうすぐ枯れて葉っぱが生えてそれすら飛んでいってしまうのに
どうせ咲いたっていつか散って綺麗だったことなんて
冬には忘れ去られて飛んできた毛虫に桜の木はうとまれて
それでも一年に一回は咲くのだから
その度に桜の木はヒトに幸せを与えるのさ
それは僕にだって君にだって出来ないすごい業なんだろう??
だから僕等は泣くんだろう
いつか忘れ去られるこの悲しみに重ねて
君を愛した日々は忘れるのだと思うと
涙と見せかけて想い出を流していくのさ
散っていく桜の花びらがその川を流れていくように
泣いて…
泣いて…
泣いて
だけど泣いてなくて
泣いたなんて言えなくて
あたしは大きくなれたかな
泣いて…泣いた分だけ大きくなれましたか
大きくなれないんだったら
泣いた分だけ無駄になるんでしょう??
泣いた時間だけ弱くなるんでしょう??
ありったけの涙を糧に
でも生きていけないのなら
それならあたしは…
それなら
あたしは…
泣かない
物語は今始まって
ここから新しい糸を紡ぎだしていくの
主人公は誰ですか
僕ですか
それとも貴方なのでしょうか
またどこかで逢えるといいな
分かれ道
離れ離れになってしまった双りは
いつの日か一つに繋がった道で触れ合えるの
行き止まりを選んでしまっても
いつの日か
また正しい道を貴方と共に歩めるのです
そして双り
最終章は呼吸をした100年分のページで飾ります
雨が降る日あたしは笑った
雨が降らない日あたしは泣いた
ねえ、雨なんていらないよ
ずっと曇っていればいい
太陽なんて見たくない
あたしは笑った
あたしは泣いた
矛盾??
矛盾なんかしてないよ
嘘偽りなく答えているだけ
雨がすきでもない
雨が嫌いでもない
かわいそうな子と同情すればいい
変な子だとののしればいい
でもあたしは変わらない
雨なんかだいっ嫌いだ
この世界中広いから
もしかしたら
過去を大切に思う人は
あたしだけかもしれない
もしかしたら
明日ばかりを目標として
生きている人もいるかもしれない
時々何が本当かわからなくなるけれど
だけど生きてきたことは本当で
今生きていることも真実だというのなら
思い出の綺麗・汚いを選ばずに
必要・不必要を求めずに
あたしはあたしであることに
誇れるように歩いていこう
もし生まれかわったとして
また出会いたいと思う人は
今生きて出会った人の中で
いったい何人になるんでしょう??
その人も人生はじめから
やりなおせるとしたら
僕とまた一緒に居たいと
思ってくれるんでしょうか??
言葉は少ないだろう??
伝えきれないでしょう??
あてはまる言葉もない
そもそも「言葉」なんかじゃ足りないの
やっぱり
答えは出せないから
やっぱり
短い一生だから
精一杯必死に生きて
人に負けないほどいろいろな事感じて
貴方にまためぐり合えるように
深い大きい思い出
作っとこうかな。
お人よし面??
可愛子ぶり??
いいえ
そんな大そうなもんじゃない。
結局
わたしがみたされたいだけ
わたしの喉が渇いているだけ
わたしの手に触れて欲しいだけ
「傍に居る」と
「信じてる」と
「愛してる」と
言って欲しいだけなんです
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