本は買って読め!
ある人が図書館で借りた本の感想をブログに載せたところ、その本の作者が「本を買わずに借りて読むのは、その本の作者に対して失 礼。本当に好きなら、買って読め、買わないのは愛情が足りない証拠だ」と抗議してきました。
作者に言わせると、「本はゲームやケーキなどという下賎なものとは違い、文化を司る重要なメディアなので、それを借りて済ま せる人は、教養のない野蛮人」(意訳)だそうです。
あなたはそれに対して、どう思いますか?本は借りて読むべきですか、それとも買うべきでしょうか?
2009年01月28日 00:28 by leprechaun
うーん。唸らせられる。。
私は小説家ではないので、勝手なことを言いますが、図書館で99%かりています。
ただ、読んでみて,ずっと手元においておきたい本というのはやはりでてきます。
そうすると買います。
でもそれは、ただ私の心を打ったから!という訳でもないんです。
どちらかというと、今後また読み返したときはまた違った解釈が出来そうな本、求めている物が分かんなくなった時、助けになり そうな本、である事が多いのです。
例えば私は、難しい歴史書や専門書、自己啓発本よりも、はるかにつくり物の小説(ファンタジーも含め)の方が、好きです。し 、興奮します。(これは私の読む速度で分かるのです。)
でも、今までに上のようないきさつで図書館で借りた後に買った本は「銀河鉄道の夜」「ソフィーの世界」「論語・孔子の事典」 です。名前でも分かると思いますが後者は完全なる専門書です。
何の文才もなく行けしゃあしゃあと言ってしまうと、
読んだあとも愛される本、書いてください。
図書館に置かれた事を喜んでください。
素敵な本を書く時に、お金の事よりも、読んだ人の感動を期待してください。
はあ、好き勝手言っちゃった!!
もちろん、
作者には失礼でしょう。
私が苦労して書いたのなら全く持って不毛だと思います。
私には小説家の友達がいないから今のところ情はないなあ。。
2009年01月31日 02:32 by ひこ222
レイたんへ
断りもなく勝手に意訳してごめんなさいw。以前、詩の世界でも似たような話があって、「作品への愛情=詩集を買うこと」とい うテーゼがまかり通っていたことを思い出しました。
まあその理屈はストレートで純粋で、分かりやすくもあるんですね。反論もしにくい。日本の詩が不調なのは、読者が対価をきち んと払ってないから、という面も確かにあるだろうから。
ただ文学というものは、そのように純粋であり過ぎると自滅してしまう。そして、日本文学が停滞してしまったのは、やはりその 純粋さに一因があったのでも、ありましょう。
2009年01月30日 15:59 by leprechaun
あら・・・w
ちょっと忙しくしてるうちに、こんなところにこんなトピックが!
しかもなんつー素敵過ぎる意訳・・・!ww
もう、自分のブログで言い尽くした感がありますが、せっかくトピックが立ったのでここにも書いておきます。
借りるか買うか、その人の自由でしょう。
愛情があるかないか、どのように愛情を示すかはその人によるし。
お金で愛情を示せ!という考えもアリですが、愛情の示し方を頭ガチンガチンにひとつだけと思い込んでいるような人が書く本は 、まあそれなりの本なんだろうな〜と思います。
2009年01月30日 02:20 by のー
自分ももう、本を置くスペースがないので、なるべく図書館で済ますタイプですね。物置があるなら、片端から購入して手元に置きた いのですが。
まあ基本的に作者さんへのツッコミどころは、「著作に対する愛情度=著者への愛浄土=本の購入度=文化度」、にあると考えて ます。
これらの項目って、単純に「=」で結べないと思うんですが。著作は好きでも著者はキライなケース、著者は好きでも買うとは別 、ましてや本好き=文化人、とまで来ると、文化人特有の傲慢さが鼻につきますw。
2009年01月29日 14:18 by leprechaun
借りるも買うも読む人の自由で、どっちということはないと思います。
個人的にはなるべく買いたいと思いますが、環境(購入費と置き場所)がそうそう許してくれないので。
今のアパートに越して来たとき、マジで床が抜けるんじゃないかと怖くなりましたw
図書館で借りて読んだ本が、手元に置いておきたいような本だったら、環境などスッカリ忘れて買ってますし。愛情を持って♪
いくら凄い本でも手に取ってくれる人が一人もいなかったら…笑えます。
丸山健二も「書き手がどれほど優秀な文章を書いても、優秀な読み手がいなかったら、優秀な文章ではありえない」みたいなこと 書いてますし、私もそう思います。
もう少し読者を大切にした方が良いと思います。
と言いたいところですが、これも、言っても通じないような気がしますw
勢いでもう一言言わせていただくと、ゲームやケーキをバカにしないでほしいですw
こういう主張をされる方には、
「じゃあもっと、お金を出してでも買いたくなるような本を書いて下さいよ」
と言いたくなりますが…、
言っても通じないような気がしますw
きっと今度は「侮辱された」とか言って、一層の防衛と攻撃を始めるんじゃないでしょうか。
この作者の主張は「語るに落ちて」いますね。
買うか買わないかという基準を持ち込まないと、自分の著作の価値に自信を持てなくなっているんですね。
それは「本の価値はお金でしか計れない」と言っているようなもので、結局のところ書物というものの価値を貶める結果になって います。
本は重要なメディアなのに!
むしろこういうことを言わずにいられない人の精神構造の方に興味が湧きます。
本を借りて読むべきか、買って読むべきかはケースバイケースでしょう。
でもあえて僕は「本は買って読もう!」とここには書いておきます。
お金を出して買った本の方が、やっぱり折角お金を出したんだし無駄にならないようにきちんと読んでおこう、という気持ちにな りやすいでしょうし。教養書や学術書なら尚更です。
その意味で、本は買った方がいい。
でもあくまでも「どっちかと言うと買った方がいい」というだけで、義務として「買うべき」とはどうしても言えません。
作者に対して、読者が何らかの責任と義務を負っているということが果たしてあるのでしょうか。いや無い。
どう思うか、となれば・・・
「あ、そうですか」
で終わりですね(笑)。
加えて、わたしならこう答えます。
「わたしは自分の趣味を他人に押しつけない程度には野蛮ではありませんし、
本を買わずに借りるというだけで、その人を即、無教養と断じない程度の教養は
持ち合わせますけども、やはり、図書館で本を借り、読む場合はあります」
わたしの考えを言えば、「どちらでも良い」です。
2009年01月28日 18:17 by ゴルギアス
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