経済政策について
わたしははっきりいって経済問題に疎いのですけども・・・・
まぁそれはそれとして、「100年に一度のナントカカントカ」という状況ということもあり、
「こうした方向で行けば良いんじゃないか?」といった方向性を知りたい、的な欲求が強くあります。
そんな次第ですので、どうか知恵をお貸し下さい(笑)。
日本の政治家は、具体的に言ってどういう経済政策を採っていけば良いのでしょうか?
2009年02月17日 07:23 by ゴルギアス
財政は短期と長期に切り分けて考える必要があるでしょう。短期的には、この未曾有の不況に対し、借金増を覚悟しての財政出動が求 められると思います。
そして長期的には、無駄を省いた、重点拠出型、セーフティネット型財政が追求されていくのではないでしょうか。
重点拠出とは、有望な産業に梃入れすることで、具体的にはコンテンツ産業、バイオ、航空宇宙、深海海洋、代替エネルギー・環 境といった分野です。
ただこれらの分野はいずれも知識集約型で、産業の裾野が狭く、成功したとしても、大幅な雇用増は望みにくく、そのためそこか ら得た利益を、貧困層に分配していくシステムが必要かと思います。
ではどれだけ分配すればいいか、格差はどれだけ許容されるべきか、というのはまだ議論が詰まってない感じですが、自分として は格差はあっても良いと思ってます。何となれば、働くものとそうでないものとの格差があって当然だし、また格差は社会変革の原動 力にもなりうるからです。
ただ日本型格差の問題は、スタートラインが平等ではない不公平さ、にあります。親の職業や地位が子供に大きな影響を与えると いう格差固定な社会では、移民の子が政治リーダーになるような画期的な流動性は求められず、結果として「努力しても無駄」という 無気力が社会を支配していくことになります。
従って二世政治家の廃止や、奨学金の拡充、親の年収・職業によって一定限度の入学枠を設けるaffirmative act ionなどが、日本でも必要と思うのですが、なぜかそんな議論はほとんど聞こえてこないw。
2009年02月22日 16:35 by leprechaun
はじめまして。この2月にブログを立ち上げたばかりの新参者です。
『哲雄&AKIの不純愛講座』なんていうふざけたタイトルなんですが、実は少しもふざけてなくて、「愛って何だろう?」を、 動物行動学的、人類学的、宗教学的、なおかつ哲学的に、しかし、ごくごくソフトに追求しようという内容です。
そちら方面に興味のある方は、ぜひぜひのぞいてみて、忌憚のないご意見などちょうだいできればと思います。どうぞ、よろしく 。
http://fujunaikouza.blog23.fc2.com/
画像は、管理人の近著でする
2009年02月22日 15:51 by シランケン・重松シュタイン
>効率と平等をどの点で均衡させるか
そうした議論さえ、国民間ではあまり出ていませんね。マスコミ
も(知ってか知らずか)そうした方向には記事を書きません。
製造業の派遣を全廃すれば、恐らく工場の多くが外国に移され、
法人税を引き上げれば、国際競争力が低下しますよね。
外から入ってくるお金が減れば、結果として国内循環金も減り、
内需も冷えます。国内工場が海外に多く移されたなら、それで
食べている人達は(正社員も含め)ますます窮地に追いやられます。
国際競争力の低下は、当然税収にも影響しますから、国として
使える資金も減り、その減少分を賄うには借金するしかありません。
日本という国は、外貨を取得することによって成っている国
ですので、景気回復という以上は、いかに外貨取得効率を上げるか
やはりそこに集約されてくるのでしょう。
平等というのも、どこまでそれをやるのか? またできるのか?
が大きな問題となってきそうです。機会平等を徹底するのか、
それとも結果平等を重視するのか。
結果平等を目指すとして、それは所得税・地方税の率差で補うのか、
消費税を一部「物品税化」し、高額商品の税率を上げて調整する
のか。また、今後増え続ける高齢世代、減り続ける現役世代という
局面にある以上、どうしても増え続ける医療福祉費の負担をどう
するのか、といった問題も副次的に挙がってきます。
これは数十兆円という規模の話ですから、公務員の給与削減、
公共事業の合理縮小、法人の合理縮小あるいは民営化・・・
その程度の施策で補えるものではなく、やはり「増税」という
話になってしまうでしょう。
「増税する前に可能な限り歳出削減を努力すべきだ」というのは
正論なのですけども、問題はいつまでにそれができるのか?
でしょうね。借金の限界水域も近く、実際あまり時間的余裕は
ありません(これは財務相の陰謀といったファンタジーではなく、
単純に算数的な問題です)。
いやぁ・・・本当に難しいですね(苦笑)。
>知識集約型産業に公共投資を集中
1つの案としてこれが提示されましたが、具体的にはどのような?
例示、という形で1つ2つ挙げて戴ければ幸いです。
2009年02月22日 01:47 by ゴルギアス
公共投資には2種類ありますね。一つは腐敗・癒着の温床、競争力の低下となる無駄な公共投資、もう一つは雇用・内需を下支えし、 経済の活性化・効率化に繋がる公共投資。
「良い公共投資」を実行するというのには異論はないでしょうが、よしあしの規準が、まだ確立されていない、つまり効率と平等 をどの点で均衡させるか、についてはまだ国民間のコンセンサスは出来てないようですね。
小泉時代は効率を求める声が高かったのですが、昨今は平等平等いう意見が大きくなっている。じゃ、どこまで平等にするのか。 派遣は全廃するのか。法人税率を引き上げるのか。消費税はどうするのか。そういう具体論になると、もうバラバラ。
競争力をつけるには、知識集約型産業に公共投資を集中させなくてはならないのですが、それで潤うのは一部の国民であり、かつ てのように工場を作れば平等に全体が潤うという状況でなくなっている。
2009年02月21日 13:22 by leprechaun
確かに、「削減努力」に欠ける向きがありますよね。議員定数削減・歳費削減・公務員給与削減などなど
言われていますが、言われているだけで実行には移されていません。この「遅さ」が、今は結構致命的だと
個人的には考えております。
公共事業自体は「悪」ではありませんが、無意味な公共事業は悪だと思います。つまり、先々日本という国が
発展する為に必要・武器となるようなインフラを合理的に整備するべきなのですけども、
「新たに作る」、「拡大する」、「維持する」が絶対正義で長いことやってきた日本で、今、
例えば道路事業を縮小する、というような話は「公共事業拡大」の話には入っていません。
また、日本の国家財政の40%近くが借金で構成されている事実も忘れてはいけないでしょう。
当たり前ですが、借金は無限にはできませんし、ほかの先進国とは違い、我が国の借金は
かなりいっぱいいっぱいのところまで来ています。公共事業を増やすにせよ、そこには
「お金」が必要になってくるわけですが、ではその増やした分は更にプラスアルファで借金するのか?
それはどれぐらいするのか?
いつまでするのか?
いつまで続けられるのか?
しょせん政府介入の公金投入などは一時しのぎに過ぎません。問題は、それをバネにして
いかに日本の各企業が外国から金銭を「取れる」ような体勢にするか?
いかに日本国内に外国のお金が落ちてくるようなシステムを構築するのか?
このあたりが難しいところですね。
2009年02月20日 20:53 by ゴルギアス
まあ酒酔大臣な政府にはあまり期待してませんがw、まずは雇用対策ですね〜。公共投資を大胆に行って、雇用を下支えし、もって内 需落ち込みからのデフレスパイラルを防ぐのが焦眉ではないでしょうか。
GDP落ち込みが1割、というのは百年といわなくとも、少なくとも50年に一度の大事であり、その割には政策決定のスピード が遅いのも気になるところです。
その背景にあるねじれ国会を解消するためにも、総選挙は前倒しで実行した方がいいと思います。
2009年02月18日 18:31 by leprechaun
経済問題については、僕はゴルギアスさんよりも疎いと思いますが…
とりあえず、政治家に任せておいてはダメだなーと思います。
どうしてこう、むやみやたらと税金を徴収することばかり考えてるのかなと。
いえ税率アップが必要なのはわかっていますが、
ちょっとその結論に安直に飛び付きすぎだと思います。
もう少し努力して努力して、最後の仕上げに税率アップ…と言う風に持って行ってくらた方が「誠意を見せて」くれた感じがする というか。
(この、誠意云々という言葉は嫌いですけどね)
具体的にどうする、とまでは言えませんが、この「100年に一度のナントカ」を乗り切るために地方自治体や企業が創意工夫・ 自助努力出来るような制度を作れないもんかなと思います。
どのみち、「どうすれば以前のように景気のいい世の中になるか」と考えてはいけないでしょうね。新しい世の中を作っていくく らいの気持ちが必要です。
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