「ものを考える」のに役立った本について
こんにちは。
突然ですが、皆さんが 今まで お読みになった本の中で、「ものを考える」 ために、”役に立った” と感じていらっしゃる本 、あるいは、”影響を受けた” 本、その ”きっかけ” となった本 ・・・ などなどを ぜひ、お教えください!!
皆様 御推薦の ”ステキな本たち” との出会いは、わたくしにとって 無上の喜びです!!
きっと、新たな地平を 見出すことが出来ると確信しております。
パッと 思いつかれたもので結構です。ぜひ、お気軽に御投稿下さい。
のちのち 御投稿・閲覧下さる方々の便宜のために、一応、大まかに形式を 定めさせて戴きますので、それに 合わせて下さいま したら 幸いです。
1: 挙げて下さる本は、1回の御投稿につき、3冊まで(それ以上は別稿で)。
2: おすすめの順番で、挙げていただいて、
3: 出来ましたら、サラリと 内容や おすすめポイントなども ・・・・・
この トピックの ”スピンオフ企画” として、「ものを考える」 のに役立った 「映画」・「音楽」・「人との出会い」 ・ ・・・・,etc もアリだと思いますので、それらにつきましては また、別トピで!!
どうか ぜひ、ぜひ、お気軽に 御投稿下さいますように!!
皆様の ”ステキな本たち” のお越しを 心より、お待ち申し上げております。
では、失礼致します。
>>アボ子さん
確かに、あの本そのものがそういうような「謝罪」「言い訳」という意味合いの、太宰自身のある種の遺書でした。
だけど言い訳を言い訳として、謝罪を謝罪として描こうとすると、やはり自分が書いてもあんな調子の作品になるんじゃないかと思 います。
小説は年を重ねてから再度読む。そうすると捉え方も感じ方も前に読んだ時より違った感想を持ちますよね。
2009年12月05日 23:47 by ゼーゼ
人間失格wwwwwあれはwwwwwwwwwwwwww
そういう見方もあったんですね。
わたくしはただ太宰がくどくど言い訳してるようにしか思えず…
でも太宰治の人間性が如実に現れすぎて面白い本ですよね!
もう一度読み直してみます。
こんにちは、失礼いたします。
とても空気の読めない発言になるかと思われますが自分が考えさせられた本をひとつ上げさせて頂きます。
太宰治の「人間失格」です。
はい、空気読めてなくて申し訳ないです。
ただとても考えさせられました。
主人公の青年は裕福な家庭に生まれ、美貌にも恵まれ…しかし人を信じることができずいつも他人の前で道化を演じてしまう。この 話では、とてもそれが後ろ暗く描かれていますが、しかし人間の本質はすべて道化にも似たペルソナ越しにありますから、すべての人 間がこの話の主人公のような卑屈さをもっているのではないかと…
ネタバレにもなりうるのでアレなんですが、主人公は最後、幸も不幸も持ち得ません。波乱万丈の人生であったのにも関わらず、で す。だけどそれが、すべての人間の決着であるようにも思いました。
ここは空気を読んで別のちょっと難しい本のお話をしたいのですが、その本の話をするとなると、右派左派の話や政治の話、宗教価 値観の話、戦争の話など…自分の偏った見方を論うことになりうるので…
その本のタイトルは「戦争とジェンダー」(若桑みどり著/大月書店)、男性が戦争を起こしジェンダー理論がそれを解決すると言 った内容です。いわゆる女尊男卑な本なので、かなり好き嫌いがあるかと。
では、失礼しました!
2009年12月05日 21:00 by ゼーゼ
アボ子さん こんばんは。
御無沙汰いたしております。 お元気ですか?
『パラドックス大全』、面白そうな本ですネッ!!
ぜひ、この機会に読ませていただきます。今から、とても 楽しみです。
著者の方は、たしか『囚人のジレンマ』もお書きになられていらっしゃったかと・・・
経済学や経営学においては、「意思決定」って、いま、ホットなテーマですし、その意味からも とても、興味があります。
御紹介いただき どうもありがとうございました。
”パラドックス”なんて、・・・・・ ホント 懐かしい響ッ!!
そういえば まだ、教養課程のころ、「記号論理学」という講義をとっておりましたが ・・・ その時、”パラドックス” とか ”トートロジー”とか ”真理関数” だとかの説明を 子守唄代わりにして、ZzzzZzzzと ・・・・・
そんな思い出を 懐かしく 思い出しました。
そういえば、プロフィールの画像が変わりましたネ。個性豊かな素敵な絵の数々を また、拝見しに ブログの方へも お邪魔いた します。
では、失礼致します。
※ よろしければ こんど、”「ものを考える」のに役立つ(?)雑談” 的なトピを お立てになられればイイかも ・・・・・ ふと、そんなことを思いました。
それでは、また。
「パラドックス大全」
わたくしはこの本が思考のトレーニングに良いのではと思います。
ひとつの言葉を多面的にしつこくネチネチと考えていく本ですが、非常に面白いです。思考の基礎の基礎と言えるのではないでしょ うか。
「我と汝」、「自分で考えるということ」、図書館に借りに行こうと思います。
関係無いですけど唯物論的に考えるなんて難しそうですね。
是非Asunarowoodsさんがどのように認識され、どのようなご思考によって結論を出されるのかを知りたいです。
因みにわたくしはどちらかと言うと観念論よりの考えですから、Asunarowoodsさんとお話をさせて頂く事が多くなるか もしれませんね!
leprechaun さん こんばんは。
『我と汝』、この本の名を このたび 私は初めて聞きました。
早速、求めて、読ませて戴こうと思います。
このような出会いに恵まれて ・・・このトピを立てさせていただき 良かったなあという思いでいっぱいです。
たぶん、私が手を付けてこなかった分野の本だという感じが致しますが、きっと、多くの新しい気付きを得られるものと思っており ます。
わたくしが、紹介させていただいた一連の著作を見ていただいて、お分かりだと思いますが、その昔、まだ、中学生だった頃、『論 語』の「敢えて鬼神を語らず」というフレーズの ”呪縛(?)”にかかり、その後、学生時代を通して、どちらかというと ”唯物 論的なものの考え方”を意識して、トレーニングしてまいりました ・・・・・。
ですので、思想史の上で 重要な位置を占めている 『我と汝』 を知らずに来てしまったというわけです。
今回、この本を お教え戴いたことで、お正月休みには きっと、いい時間を過ごすことが出来そうです。
どうもありがとうございました。
また、いろいろな本を 御紹介下さい。
失礼致します。
Asunarowoodsさん、(ここでは)はじめまして。
ずっと多忙で、ほったらかしにしておいたコミュですが、ぼちぼち梃入れしたいと思いますw。
感銘を受けた本でぱっと思い浮かぶのは、やはり「我と汝」ですね。ユダヤの神学者・哲学者であるマルティン・ブーバーの主著で 、論語と同じように、結論がすっと書いてあるわけでなく、謎めいた言葉が散りばめられており、それをたどることで、自ら思索を深 めていくという仕組みになっています。
内容を一言で言うのはむずかしい(とゆうか、不可能)のですが、この世は自己と無関係に客観的に成り立っているのではなく、「 我」が積極的に問いかけることで成り立つものだ、という神秘主義・実存主義的な本です。
いわばこの世は一冊の本、もしくは「汝」であり、それと私とのinteractionによって、人生は展開されていく。
この本に出会うまでの自分は、思索によって人生の真理は明らかになると盲信してましたが、この本によって蒙を啓かれ、外界との 相互作用のなかにこそ、真理があるというように180度思想や進路を書き換えられました。まあこの本だけの影響ではないですが、 少なからぬ影響を与えてくれた本です。
2009年12月03日 22:37 by leprechaun
まず、投稿させていただきます。
1: 『自分で考えるということ』 澤瀉 久敬 著 (角川文庫)
この本は、わたくしが 「ものを考える」 ということを ある種の ”技術” として捉えて、意識的に読んだ 初めての本でし た。
著者の講演会での話を 改定増補したものですが、その中では、デカルトの思考法が ”やさしく分かりやすく” 説かれています (ページ数はとても少ないです)。
私は この本によって、ものごとを 細かい要素に分けて 捉え直して考えることで、”思考の精度” を高めていくことが出来る 、ということを 学んだように記憶しております。
高校時代より、赤線を引きつつ、たぶん、回数としては 一番多く 繰り返し読んでいた本だと 思います。
私にとっては、とても 懐かしい 思い出深い本です。
2: 『人生論ノート』 三木 清 著 (新潮文庫)
これも また、多くのことを学ばせてもらった、今でも 大切にしている本です。
この本との出会いは、たしか 学生時代だと 記憶しておりますが、その後、「転向文学」というものの存在を知るに到り、”三木 清、恐るべし!!” との感慨を持ったのを思い出しました。
官憲の拷問にも屈することなく、自身の魂の自由を 文字通り ”死守” すべく 闘った ・・・ ある意味 「鉄人(哲人)」 です!!
亀井勝一郎さんたちにとっては、災難な時代でした。 残念ッ!!
3: 『論語』 吉川 幸次郎 著 (朝日選書)
3冊の中では もっとも早くに 出会いましたが、この本は もともと 湯川秀樹博士の 一連の著作の中で 紹介されていたもの です。人によっては 「宇宙第一の書」 などとも云われますが、なにしろ 2500年前の本ですので、”言葉の意味” というよ りは、その ”行間” を読むことで、自然と 「ものを考え」 ていたように思います。
この本も わたくしが 自身の ”考え” を形作るのに 大きな影響を受けた大事な一冊、ということが出来ます。
また、私が 「古書」 を買った最初の本 という意味でも 思い出深い一冊です(上下2冊¥.800 当時)。
仮に、火事になった時、これだけを持って、多分 わたしは 逃げるでしょう。そんな本です。
以上、思いつくままに書かせていただきました。
※「三木清」について当時の感想のまま。誤解があります。
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